2023年の1月4日、新日本プロレス版レッスルマニアの時間がやってくる。団体創設者であるアントニオ猪木氏追悼大会となる『WRESTLE KINGDOM(レッスルキングダム) 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~』。
新日本プロレスによる新年恒例の年間最高峰イベントについて、日程、開始時間、テレビ放送・ネット配信予定、視聴料、無料視聴の有無、および予定対戦カードを紹介する。
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プロレス界における新年最初のビッグイベントのひとつである『WRESTLE KINGDOM 17』は、新日本プロレスだけでなく、AEWやWWEのスター選手も参戦するワールドワイドなカードが出揃った。2022年、新日本プロレス設立50周年を迎えると同時に、同年10月には創設者のアントニオ猪木氏が逝去。今大会は同氏の生涯を称える追悼大会としても行われる。
メインイベントは、団体史上最も偉大なチャンピオンのひとりであるオカダ・カズチカを相手に、第5代IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイトが防衛戦に臨む。2022年6月、「Bullet Club」の現リーダーであるホワイトが、オカダを破ってタイトルを獲得。ベルトを失ったオカダは、夏の祭典『G1 CLIMAX 32』で通算4度目の優勝を果たし、再び王座を手にするチャンスを得た。両者が『WRESTLE KINGDOM』で最後に戦ったのは2019年で、ホワイトがオカダが破っている。オカダは、団体の始祖である猪木氏追悼大会という大一番で借りを返せるのだろうか。
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セミファイナルには、ケニー・オメガ(AEW)が古巣である新日本プロレスのリングに舞い戻り、IWGP USヘビー級王座をかけて、ウィル・オスプレイと激突。近年の新日本プロレスの「ガイコクジン」出世頭同士のマッチアップは世界的にも注目だ。
この秋、電撃的にWWEに移籍したカール・アンダーソンは、タマ・トンガを挑戦者に迎えてNEVER無差別級王座防衛戦を行う。IWGPタッグ王者のキャッシュ・ウィーラー & ダックス・ハーウッドの「FTR」(AEW)には、『WORLD TAG LEAGUE 2022』優勝チームの後藤洋央紀&YOSHI-HASHIの「毘沙門」が挑戦。また、新日本プロレスとスターダムによる、史上初の男女団体合同興行『Historic X-Over』で岩谷麻優を破り、初代IWGP女子王者となったKAIRIが、中野たむの挑戦を受ける。
そして、来年2月21日に完全引退を控える武藤敬司(プロレスリング・ノア)の新日本プロレスでのラストマッチも目玉だ。愛弟子である棚橋弘至、新世代ホープ・海野翔太とタッグを組み、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の内藤哲也、SANADA、BUSHI組との戦いで、セルリアンブルーのマットに別れを告げる。
ダークマッチを含め、全12試合を予定する『WRESTLE KINGDOM 17』の日程、スケジュール、放送予定、配信開始時間、予定対戦カードなどは以下となる。
『WRESTLE KINGDOM 17』は、いつ開催される?
- 正式名称:アントニオ猪木追悼大会 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~
- 開催日時:2023年1月4日(水)
- 開始時間:14:45開場・17:00開始
- 試合会場:東京ドーム(東京都文京区)
新日本プロレス『WRESTLE KINGDOM 17』は、毎年恒例「イッテンヨン・トーキョードーム」のキャッチフレーズ通り、1月4日、東京ドームで開催され、公式動画配信サービス『NJPW WORLD』で全試合ライブ配信されるほか、CSの『テレ朝チャンネル2』でも生中継される。地上波テレビ朝日系列『ワールドプロレスリング』では、当日深夜に録画ディレイ放送される。
各プラットフォームの配信/放送時間
- NJPW WORLD:2023年1月4日(水)15:20~大会終了までライブ配信
- テレ朝チャンネル2:2023年1月4日(水)17:00~21:00まで生放送(延長の可能性あり)
- テレビ朝日系列:2023年1月5日(木)1:45~4:00(録画ディレイ)
『WRESTLE KINGDOM 17』の視聴料金
『WRESTLE KINGDOM 17』の大会完全ライブ中継は、『NJPW WORLD』月額会員サービス内の「税込999円」で視聴できる。また、Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)の専門チャンネル『NJWP WORLD for Prime Video』は、初回7日間無料、月額「税込888円」となっており、同プライム会員であればわずかながらオトクに視聴できる(ただし本家『NJPW WORLD』で配信されているバックステージコメントなどは配信されず、基本的に試合映像のみの配信となっている)。
17時から生中継で放送するCS『テレ朝ch2』は、月額「税込1100円」(スカパー!各基本料金と別)で視聴できる。
無料で視聴する方法はある?
当日深夜のディレイ放送となるが、地上波テレビ朝日系列局で無料視聴できる。ただし、一部地域では番組放送がないため、自身の地域のテレビ朝日系列局のサイトなどでチェックしてほしい。なお、ネットでの無料配信は現時点で予定されていない。
『WRESTLE KINGDOM 17』の予想オッズ
海外では、プロレスの試合結果もスポーツベッティング(ギャンブル)の対象になっている。とくにタイトル戦の勝敗に関しては、四半期の展開を決定づけるだけに、今後のストーリーを予測することもできるだろう。『BetONLINE』のオッズが以下となる。100ドルに対してかけて戻ってくる数値で、マイナスが優勢、プラスが劣勢になる。
- オカダ・カズチカは「-400」の優勢で、ジェイ・ホワイト(「+250」の劣勢)を破り、IWGP世界ヘビー級王者になる
- ウィル・オスプレイは「-300」の優勢で、ケニー・オメガ(「+200」の劣勢)を退け、IWGP USタイトル防衛する
- タマ・トンガは「-1000」の優勢で、カール・アンダーソン(「+500」の劣勢)を倒し、NEVER 無差別級王者になる
- ザック セイバー Jr.は「-180」の優勢で、成田蓮(「+140」の劣勢)を破り、NJPW WORLD TV王者になる
- FTRは「-350」の優勢で、毘沙門(「+225」の劣勢)を退け、IWGPタッグチーム王座を防衛する
『WRESTLE KINGDOM 17』予定対戦カード
- IWGP世界ヘビー級王座戦
- ジェイ・ホワイト(c)vs. オカダ・カズチカ
- IWGP USヘビー級王座戦
- ウィル・オスプレイ(c)vs. ケニー・オメガ
- IWGPジュニアヘビー級王座4ウェイマッチ
- 石森太二(c)vs. エル・デスペラード vs. 高橋ヒロム vs. マスター・ワト
- 武藤敬司新日本プロレスラストマッチ
- 武藤敬司&棚橋弘至&海野翔太 vs. ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(内藤哲也&SANADA&BUSHI)
- NEVER無差別級王座戦
- カール・アンダーソン(c)vs. タマ・トンガ
- NJPW WORLDテレビ王座決定トーナメント決勝戦
- ザック・セイバーJr. vs. 成田蓮
- IWGPタッグチーム王座戦
- FTR(キャッシュ・ウィーラー & ダックス・ハーウッド)(c)vs. 毘沙門(後藤洋央紀&YOSHI-HASHI)
- IWGP女子王座戦
- KAIRI(c)vs. 中野たむ
- IWGPジュニアヘビー級タッグ王座戦
- Catch 2/2(TJP&フランシスコ・アキラ)(c)vs. LiYoh(リオ・ラッシュ&YOH)
- アントニオ猪木メモリアル6人タッグマッチ
- 永田裕志&小島聡&真壁刀義 vs. 藤波辰爾&鈴木みのる&タイガーマスク
- 『KOPW 2023』進出権争奪ニュージャパンランボー
- 最後に残った4選手が翌日の「KOPW 2023」決定戦4ウェイ戦進出権を獲得
- エキシビションマッチ 3分1本勝負
- 大岩 陵平 vs. ボルチン・オレッグ
※上記対戦カードは、出場選手の体調などの事情によって変更される場合がある。