町田瑠唯 WNBA初先発後の一問一答「やるしかないと思いました」

2022-05-12
読了時間 約2分
NBA Entertainment

5月11日(現地10日)、WNBAワシントン・ミスティックスの町田瑠唯がラスベガス・エイセズ戦で初の先発出場を果たし、9得点、4アシスト、1リバウンドを記録して89-76での勝利に貢献した。

試合後の記者会見に登場した町田の一問一答は以下の通り(前半は英語での質問に対して日本語で回答、後半は日本語での質疑応答。質問は要約)。

出だしは緊張。しっかり切り替えて勝つことができてホッ

――初スタメンはどうやってわかったのか、どういう気持ちだった?

今日の朝の練習の時に急に言われたので、ちょっと心の準備がまだできていなかったんですけど、でもまあやるしかないと思いました。出だしはすごい緊張していたんですけど、しっかり切り替えて、試合は勝つことができてホッとしています。

――コーチから「ジャンプシュートを恐れるな」と言われ、今日は実際に決めた。

(マイク)ティボー・コーチからはシュートを打てということを今日、試合が始まる前から言われていたんで、自分が積極的にシュートを打つことは意識して(試合に)入ってはいました。流れを見ながら、打つタイミングを考えながらプレイしていました。

――八村塁選手と、ワシントンDCの見どころなどについてコミュニケーションを取っている?

取ってないです(笑)。知り合い、友達ではないので、八村くんと直接連絡を取ったりとかはしてないですけど、八村くんのお母さんとはちょっとつながっていたので、いろいろDCのいいところを紹介してもらっています。

――今、全体的にどういった感じ?

少しずつ慣れてきているのかなとは思います。あとは試合がホームだったり、アウェイでやるというのだったりはまだ慣れていません。1回しかまだ移動していないですし、慣れていないので、どれだけコンディション面でアジャストできるかが大事になってくるかなと思います。

以下、日本語での質疑応答。

――アメリカで初めて3ポイントショットを決めた気持ち。

ホッとはしてますけど、前半あまりいいリズムで自分的に打てていなかったので、後半はチャンスがあったら狙っていこうとは思っていました。それが入ってよかったなと思います。

――チームディフェンスもいいが、その中で自分的にうまくいっていると思うところは?

チームのルールがあるので、それをとにかく徹底することは意識しています。あとはマッチアップする選手に対して、どういうことが得意か、どっちが得意かということは頭に入れてディフェンスするようにはしています。

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――後半は生き生きとプレイしていたが、WNBAでのプレイでの手応えは感じた?

自分がどういうプレイをしなきゃいけないかっていうのは、今日のゲームでしっかりわかっていました。今日、前半が全然駄目だったんですけど、後半自分のプレイのリズムというか、チームとしてもアップテンポなリズムで流れを作るチームだと思うので、そこを起点にできたのはよかったと思います。

――プレイタイムは日本の29分とアメリカでの29分で違いは感じる?

今日の試合の感覚的には、正直、29分出たという疲労感はあまりなくて。第1クォーターのところで息が上がってはいたんですけど、それ以降はそんなに身体的にきついゲームではなかったのかなと思います。これから試合が続くので、そこでどれだけ身体のケアとかコンディションを保てるかが大事になってくると思います。

――(先発ガードの)ナターシャ・クラウドが不在の間、どういうプレイでチームを引っ張っていきたい?

いつ戻ってくるかはわからないですけど、ナターシャはゲームコントロールも出来ますし、リーダーシップも取れる、パスもできる、得点もできるという選手。自分も得点を取っていけとは言われるんですけど、そこはしっかり狙いながらも、チーム全体をしっかり見て、シュートが得意な選手、スコアが得意な選手が多いと思うので、その選手たちをしっかり出していけるようなゲームコントロールをできるようにと、アップテンポなバスケットができるように、やっていきたいと思います。

――アップテンポのゲームをする際、周りの選手とのコミュニケーションは?

そういうプレイに関して、コミュニケーションを取っているっていうよりは、本当にチーム全体でディフェンスをしっかりやって、そこから走ろうっていう形になっています。シュートを決められても早くスローインしてどんどん攻めていこうっていうことを言っていました。自分もそういうバスケットが好きなので、それを後半自分もしっかり切り替えて、ボールをプッシュすることは意識してやって、やったらチーム全体が走るバスケットになっていくと思うので、もっと自分が積極的にボールをプッシュしていかないといけないなと感じました。

――自身のディフェンスが安定していることへの手応えは?

身長がない分、スピードのところだったりとか、ピックが起こったときにセンターにあまり負担をかけないようなディフェンスは心がけてはいます。やはりまだコールだったりに対して、すぐ反応できていなかったりだとか、ちょっとスクリーンのミスがけっこうあるので、そこは課題かなと思います。

――八村選手のお母さんに紹介してもらったワシントンDCのいいところとは?

いろんなところを紹介してもらっているんですけど、こないだオフに私のアパートまで迎えに来てくださって、そこから日本のスーパーみたいなところがあるって教えてくれて、そこに一緒に行って、ご飯も食べて帰ってきました。

――ナショナルモールであるとか、観光スポットには行った?

(ナショナルモールは)まだ行ってないです。行きたいですけど、自然史博物館みたいなところは一度、行きました。

取材、一問一答構成:杉浦大介 @daisukesugiura

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