WNBA町田瑠唯 一問一答「オールスター投票は嬉しかったが…」

2022-07-01
読了時間 約2分
NBA Entertainment

6月30日(日本時間7月1日)、WNBAワシントン・ミスティックスの町田瑠唯が練習後の記者会見に登場し、メディアからの質疑に応じた。最近の自身のプレイ、八村塁との会話、日本でのスケジュールとの違い、オールスターファン投票など、様々なトピックについて語っている。

※前半は英語、後半は日本語での質疑応答。町田の回答はすべて日本語。質問は要約。

とにかく自分らしいプレイを

――1戦ごとに自信が増しているように見えるが。

正直、ここ数試合、自分のプレイは良くなくて、迷いながらやっていることが多かったんですけど、とにかく自分らしいプレイをやるのをまず意識するようにして、それがこないだのゲームに少しずつ出てきたのかなと思います。これからの試合もしっかり自分の持ち味を出しながら、プラスアルファで求められていることもやっていけたら、もう少し自分に自信を持ってプレイできるんじゃないかなとは思っています。

――(マイク・ティボー)ヘッドコーチは前回の試合でボールをプッシュしていたことを褒めていた。それは自分のプレイスタイル、役割になってくるのか。

それが自分のひとつの役割ですし、コーチからも求められていることだと思います。毎試合継続して、試合に出た時にどんどんボールプッシュできるようにやっていきたいと思います。

――WNBAで22戦プレイしてきたが、適応は進んでいるか。

相手に対してのアジャストもそうですけど、自分に対してどういう守りをしてくるかとかっていうことに関してのアジャストはもっと必要なのかなと思います。どういう守られ方をしても、迷わずしっかり対応していけるように準備したいとは思っています。

八村塁とは「しゃべりやすかった」

――八村塁選手と対面してどうだった?

ちゃんと会話したのは初めてなんですけど、けっこう気さくな方で、いろいろ話題を振ってくれたので、すごいしゃべりやすかったです(笑)

――前の試合でコーナーから3Pを決めた際、チームメイト、ファンは大喜びだった。その時の気分は?

シンプルにすごく嬉しかったです。自分はここ数試合、3Pが入っていなかったので、決められて良かったなっていう安心感と、あとはファンの方もチームメイトもすごい喜んでくれて、温かいチームだなというのはより感じました。

――WNBAのタイトなスケジュールを日本のリーグと比較してどうか。

この1週間の間にあった1日おきのゲームがまず日本ではないですし、あとは時差があったりとか、飛行機移動が多いっていうのが日本とは違います。そこの大変さは前回の3戦、アウェイ、アウェイ、アウェイで移動したときにすごく感じました。

※以下、日本語での質疑応答。

――コーチは正しい方向に向かっているとは話していたが、個人としては同じように正しい方向にいっていると思うか。

正しい方向に向かおうとしています(笑)

オールスター投票は素直に嬉しかったが…

――もうすぐオールスター休みだが、どのように過ごしたい?

久しぶりの休みをいただけると思うので、しっかり心も身体も頭もリフレッシュできるようにしたいなと思っています。

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――オールスターファン投票で6000以上の票が入ったが、多くの票を集めた感想は?

オールスターの投票の数を見て、すごくありがたいなというのは感じています。素直に嬉しかったですし、でも自分の中で、このWNBAでプレイしていて、まだオールスターに出れるような選手じゃないなっていうのは個人的にも感じてます。(得票数は)すごく嬉しいんですけど、まだまだだなというのは自分では思っています。

――HCはアシストのトップ5に入ってもおかしくないと話していた。自身の要求が高いからまだまだだと感じるのでは?

自分は数字にこだわっている選手ではないので、数字どうこうっていうところよりも違うところでの貢献度を大事にしています。まずはそこをしっかりやらないといけないなっていうのは思っています。

数で気にしているとしたらターンオーバー。ターンオーバーがちょっと多くなってしまったりとか、要らないターンオーバー、(数を)抑えられるターンオーバーっていうのもたくさんあると思うので、そこをもっと大事にしていかないといけないなと思います。

オールスターに関しては、それだけたくさん投票してくれたのはありがたいですけど、自分がまだ出れるような選手ではないなっていうのは思っています。

――数字ではないところでという話だが、先ほど話があったボールプッシュとは別なところで、具体的にはどういう貢献を意識している?

相手に嫌がられるようなディフェンスだったり、(相手の)テンポを遅らせたり、リズムを壊したりっていうディフェンスをできるように意識してやっています。

バスケットノートに書いたことは「言わないです(笑)」

――最初の頃はWNBAの選手を知らないので難しいと話していたが、22試合をこなして相手のデータも積み重なっているか。

アジャストはしていますし、対戦したチーム、相手は自分の中で分析はしています。実際に守ってみて、やってみて、速さだったり、強さだったりっていうのは感じたので、試合を重ねてどういう選手かっていうのはもっともっと詳しく分析できるんじゃないかなとは思っています。

――最近、自分のバスケットノートに書いたことはあるか。

はい、あります。

――話せる範囲でシェアしてもらえるか。

いや、それは言わないです(笑)

――最近は以前話していた迷いが吹っ切れたような試合をしているが、自分の中ではどうか。

完全に吹っ切れてはないです。まだ自分のリズムっぽいバスケット、自分のスタイルのバスケットをちょっとできたかなぁというぐらいではあるので、またこれをしっかり継続して、どんどん自分のプレイスタイルを毎試合、継続して出せるようになってくると、また違った自信が出てくるんじゃないかなとは思います。

――うまくいっていないときのチームメイトからアドバイス、励ましの声などで印象に残っているものは?

ターシャ選手(ナターシャ・クラウド)は本当にたくさんアドバイスをくれます。今、こういうプレイをやったほうがいいよとか、アグレッシブにやりなさいとかっていうことを常に声をかけてくれます。他の選手もいろんな言葉をかけてくれて、特に自分がコートに入ったときは、みんなに対して「走っていこう」って伝えてくれるので、すごくやりやすい雰囲気を作ってくれているなって思っています。

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