AFCアジアカップ2023得点王予想・オッズ 上田綺世やデュークらも候補

2024-01-13
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Getty Images

アジアの頂点を目指すAFCアジアカップ2023がカタールで開幕した。

堅実な守備も必要だが、栄光をつかむには常に最高のレベルでゴールを決めなければならない。

実際、2019年の前回大会で驚きの初優勝を飾ったカタールは、アルモエズ・アリが9ゴールで大会得点王に輝いている。

大会で最も多くの得点をあげる選手が誰になるかを予想するのは難しい。大会終盤まで勝ち進むチームの選手となることが考えられるからというだけではない。出場時間やチームメイトからの供給も必要となるだろう。

AFCアジアカップ2023得点王予想オッズ

選手 オッズ
(米Caesars)
クラブ
上田綺世 日本 +400 フェイエノールト(オランダ)
ソン・
フンミン
韓国 +450 トッテナム(イングランド)
アルモエズ・
アリ
カタール +600 アル・ドゥハイル(カタール)
メフディ・
タレミ
イラン +900 ポルト(ポルトガル)
ファン・
ヒチャン
韓国 +1100 ウォルバーハンプトン(イングランド)
ミッチェル・
デューク
オーストラリア +1200 町田ゼルビア(日本)
チョ・
ギュソン
韓国 +1400 ミッティラン(デンマーク)
浅野拓磨 日本 +2000 ボーフム(ドイツ)
サルダル・
アズムン
イラン +2000 ローマ(イタリア)
エルドル・
ショムロドフ
ウズベキスタン +2500 カリアリ(イタリア)
前田大然 日本 +2500 セルティック(スコットランド)
サレー・
アル・シェフリ
サウジアラビア +2500 アル・ヒラル(サウジアラビア)
南野拓実 日本 +2500 モナコ(フランス)

トッテナムのソン・フンミンや元リバプールの南野拓実など、よく知られた選手たちもいる一方で、ファンにはあまり馴染みのない選手たちもいる。

オッズで有力とされているのは、驚くべきことに、高い人気を誇るソンではなく、日本の上田綺世だ。昨夏、ベルギーのサークル・ブルージュからオランダのフェイエノールトに移籍した25歳のフォワードである。彼が予想オッズでトップだったのは驚きだろう。今季のエールディビジで1得点と、クラブでは特別に好調というわけではない。日本代表でも19キャップで7得点と、比較的新顔だ。

2019年前回大会の得点王アルモエズ・アリも、予想オッズで上位につけている。だが、2大会連続得点王に輝くには、カタールが再び快進撃を続けるサプライズが必要だろう。イランの前線をけん引するメフディ・タレミはポルト所属のストライカーだが、31歳で今季のプリメイラ・リーガで3得点と苦戦中だ。

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クラブレベルで最も好調なのは、おそらくウォルバーハンプトンのファン・ヒチャンだろう。町田ゼルビアに所属するオーストラリアのミッチェル・デュークも、現在はオフシーズン中だが、昨年のJ1で活躍している。

AFCアジアカップ2023得点王予想

国際大会で得点王を予想するのは至難の業だ。クラブでの調子、代表チームの位置、大会での展望を組み合わせて予想しなければならない。

その意味で、韓国のファンほど良い状況にある選手はいないだろう。より人気なのはソンだが、現在のファンはウォルバーハンプトンで絶好調だ。また、韓国はグループEを支配すると見られる。多くのゴールが決まるかもしれない。

ファンにとって最大の危険は、同じ韓国の前線に偉大なタレントたちがいることだろう。ソンもゴールを決めるはずだ。ただ、彼にはクリエイティブな面での義務もある。それはファンを含むチームメイトたちにとって恩恵となるだろう。また、チョ・ギュソンも量産という点で脅威だが、彼が得意とするのは得点数だけではない。ボールのないところでの役割も担うストライカーだ。

デュークも堅実な選択肢だろう。クラブでのシーズンを好調で終え、オフシーズンを過ごしてフレッシュになっているはずだ。オーストラリアは得点を量産するプレイスタイルではないが、インドやシリアといったチームとの試合ではゴールを決めるだろう。オーストラリアは優勝候補ではないかもしれない。しかし、準決勝進出を期待されている。デュークが輝く機会も多くなるかもしれない。

上田やエルドル・ショムロドフといった選手たちは、クラブであまり調子が良くないため、あまり信頼できない。タレミやサルダル・アズムン、そしてアリらは、それぞれ非常に守備的なチームの選手たちで、大会の終盤まで勝ち進むことがないと見られている。

  • 予想:ファン・ヒチャン(+1100/Caesars)
  • ダークホース:ミッチェル・デューク(+1200/Caesars)

※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
翻訳:坂東実藍
編集:スポーティングニュース日本版編集部