欧州サッカー冬の移籍市場はいつからいつまで?|2023-2024シーズン

2024-01-31
読了時間 約3分
getty images

サッカーのヨーロッパ主要リーグの冬の移籍市場が終わりに近づいている。

2023年夏の移籍市場では、サウジアラビアのサウジ・プロリーグが派手な補強を断行し、伝統的な大国に衝撃を与えた。それに対し、2024年1月の移籍市場は慎重な動きとなっている。

プレミアリーグは全体的に高額の移籍で目を引くことがしばしばだ。しかし、収益と持続可能性の規則に違反したとして、エバートンが勝ち点の減点処分を科されたことで、各クラブは収支の均衡を保つことを重視するだろう。

そのため、大型補強よりも掘り出し物を狙う時期となりそうだ。その移籍市場はいつまでなのかをまとめる。

冬の移籍市場はいつまで?

主要リーグの2024年冬の移籍市場の期限は以下のとおりだ。

イングランド

  • 現地時間2024年1月1日から、2月1日の23時00分まで
  • 移籍が合意に達したことを証明する書類をプレミアリーグに送ることで、当該クラブは書類手続きの完了のためにさらに2時間を得られる
  • 移籍市場終了後、各クラブは21歳超の25選手によるスカッドリストを提出しなければならない。そのうち最低8人は、21歳になったシーズンまで合計3年以上にわたってイングランドないしウェールズのクラブに登録していた、2024年1月1日時点で21歳以上のホームグロウン選手でなければならない
  • そのほかに、21歳以下(2003年1月1日以降生まれ)の選手たちを無制限に加えられる

フランス

  • リーグアンやその他フランスサッカーのリーグは、1月1日に冬の移籍市場がオープン
  • リーグアンは現地時間1月31日23時00分に終了となる

スペイン、ドイツ、イタリア

  • ラ・リーガとセリエAの移籍市場は現地時間2024年1月2日にオープン。ブンデスリーガはその前日の元日
  • 3か国とも移籍市場は現地時間2月1日まで。ドイツは現地時間18時00分まで、イタリアは同20時00分まで、スペインは同深夜0時00分までとなる
Getty Images

欧州以外の移籍市場:北米、南米、オーストラリア

アメリカ

  • ヨーロッパと違い、大会は暦年で開催されるため、MLSは現地時間1月31日から4月23日までが主な登録期間となる予定
  • シーズン途中の移籍市場は、現地時間7月18日から8月14日まで

ブラジル、アルゼンチン

  • アルゼンチンは現地時間1月22日に移籍市場がオープンし、2月18日まで
  • ブラジルの移籍市場は1月11日にオープンし、3月7日まで

オーストラリア

  • オーストラリアのAリーグは、10月から5月にかけての開催。シーズン途中の移籍市場は1月10日から2月6日までとなる

サウジアラビア

  • サウジ・プロリーグの移籍市場は現地時間1月1日にオープンし、各クラブは1月30日まで新選手を加えることができる。昨年9月は終了のタイミングの違いが市場の安定に影響したとの不満から、ヨーロッパのカレンダーに合わせられた移籍市場となっている

欧州主要リーグ終了後の移籍市場

ヨーロッパの主要リーグのクラブが補強できなくなってからも、トルコのチームは2月9日まで可能だ。

原文:When does the transfer window close? Deadline day dates, times for major nations in January and February 2024(抄訳)
翻訳:坂東実藍