FIFAクラブワールドカップは2023年大会で重要な変更があった。
ここ3年は年明けに開催されてきた同大会だが、2019年以来となる年末開催となったのだ。
出場チームが32に増える2025年大会からの変更と比べれば、これは小さな変更でしかない。
だが、FIFAによる変更には様々な反応がある。2023年大会がわずか10日間での開催となり、シーズン日程にさらなる試合が増えることでいら立つクラブもあるのだ。
2023年のFIFAクラブワールドカップはいつ?
FIFAクラブワールドカップ2023は、現地時間2023年12月12日から22日に開催される。
UEFAはUEFAチャンピオンズリーグや国内リーグのスケジュールを変更しないと発表しているが、他の連盟は変更するかもしれない。
2023年のFIFAクラブワールドカップはどこで開催?
FIFAはFIFAワールドカップ2030招致の一環として、FIFAクラブワールドカップ2023を初のサウジアラビア開催とすることにした。
2022年大会はモロッコで開催されており、それ以前の5年はUAEやカタールで開催されている。
FIFAクラブワールドカップの大会形式変更
今後の大会における出場チーム数拡大に関する議論は続いているが、直近で今年の大会は問題にならない。
2023年大会は近年と同じ形式で、6つの連盟からの7チームが出場する。
アジアサッカー連盟からは2チームが出場する。ひとつは2022年のAFCチャンピオンズリーグで優勝した日本の浦和レッズだ。
開催国のサウジアラビアからは、元レアル・マドリーのカリム・ベンゼマを擁するアル・イテハドが出場する。
そのほかの5チームは、2022-2023シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ王者、2023年のコパ・リベルタドーレス王者、2022-23シーズンのCAFチャンピオンズリーグ王者、2023年のCONCAFチャンピオンズリーグ王者、2023年のOFCチャンピオンズリーグ王者となる。
1回戦ではアル・イテハドとOFCのオークランド・シティが対戦する。
準々決勝からは浦和レッズやアフリカ王者アル・アハリ、北中米カリブ海王者レオンが登場。1回戦を突破したチームとあわせ、4チームで準決勝進出を争う。
欧州王者のマンチェスター・シティと南米王者のフルミネンセは準決勝からの出場だ。
試合はすべてノックアウト形式。90分が終了した時点で決着がついていなければ、30分間の延長戦やPK戦が行われる。
原文:When is next FIFA Club World Cup? Dates, teams, host nation and format for 2023(抄訳)
翻訳:坂東実藍