6月10日(日本時間11日)、マンチェスター・シティとインテルによるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)2023決勝でトルコのイスタンブールで行われる。
ジョゼップ・グアルディオラ監督のチームは、初のCL優勝、そしてプレミアリーグとFAカップに続く今季3冠を目指す。
一方のインテルは、準決勝で地元のライバルであるミランを沈め、ジョゼ・モウリーニョ監督の下でトロフィーを掲げた2010年以来のファイナル進出を果たした。
シモーネ・インザーギ監督率いるインテルにとって鍵となる重要なポイントは、経験だ。セリエAのチームは有利と目されるグアルディオラ監督のチームを相手に、その経験を生かしたい。
UEFAチャンピオンズリーグの史上最年長得点記録
CLの歴史を通じ、ベテランのスターは重要な役割を担ってきた。インテルのエディン・ジェコは、ミランに2-0と勝利した準決勝ファーストレグでネットを揺らし、CLの最年長得点ランクで5位タイとなる記録をつくっている。
ミラン戦でゴールを決めた時のジェコは37歳54日。昨季のセルティック戦でゴールを決めたレアル・マドリーのルカ・モドリッチと並んだ。
最年長記録は、元ローマのフランチェスコ・トッティ。2014年のCSKAモスクワ戦で、38歳59日にしてCLでゴールを決めている。
チーム | 選手 | 年齢 | 結果 |
ローマ | フランチェスコ・トッティ | 38歳59日 | CSKAモスクワ 1-1 ローマ |
マンチェスター・ユナイテッド | ライアン・ギグス | 37歳289日 | ベンフィカ 1-1 マンチェスター・ユナイテッド |
ミラン | フィリッポ・インザーギ | 37歳86日 | ミラン 2-2 レアル・マドリー |
インテル | ハビエル・サネッティ | 37歳71日 | インテル 4-3 トッテナム |
レアル・マドリー | ルカ・モドリッチ | 37歳54日 | セルティック 0-3 レアル・マドリー |
インテル | エディン・ジェコ | 37歳54日 | ミラン 0-2 インテル |
UEFAチャンピオンズリーグ決勝の最年長得点記録
元ミランのパオロ・マルディーニは、CLで2回の優勝を果たしており、38歳331日で達成した2回目は、史上最年長での欧州制覇となった。
当時カルロ・アンチェロッティ監督が率いていたミランは、2007年の決勝でリバプールに2-1と勝利し、2年前に敗れていたリバプールを相手に雪辱を果たしている。
そのマルディーニは、CL決勝における最年長得点記録も持つ。リバプールに屈した2005年の決勝では、36歳333日でネットを揺らした。
2023年のCL決勝で最年長得点記録の更新はある?
イスタンブールでの決勝では、新記録が生まれる可能性もある。ジェコが決勝最年長得点の更新を狙っているのだ。
決勝の日でジェコは37歳85日。ゴールを決めれば、最年長得点記録の3位に浮上し、マルディーニが持つ決勝での最年長得点記録を塗り替えることとなる。
原文:Oldest players to score in Champions League match: Totti, Giggs and Modric among veterans to net on Europe's biggest stage(抄訳)
翻訳:スポーティングニュース日本版編集部
関連記事