世界最高峰のリーグの一つとして世界中から注目を集めるイングランド・プレミアリーグ。近年は上位だけでなく中堅に属するクラブも潤沢な資金力を身につけ、トップレベルの選手たちが集まるコンペティションとしてハイレベルな試合の数々が行われている。
ここでは、プレミアリーグの試合に出場したことのある歴代の日本人選手をまとめる。
プレミアリーグでプレーした日本人一覧
※プレミアリーグのクラブに在籍していたもののリーグ戦デビューがなかった選手は除く。リーグ通算成績は2023-24シーズン終了時点でのもの。
選手名 | ポジション | リーグ通算成績 | チーム(在籍期間) |
稲本 潤一 | MF | 66試合4ゴール2アシスト | アーセナル(2001-02:ローン、出場なし)、フラム(2002-04:ローン)、ウェストブロム(2004-06) |
戸田 和幸 | MF | 4試合0ゴール0アシスト | スパーズ(2003:ローン) |
中田 英寿 | MF | 21試合1ゴール2アシスト | ボルトン(2005-06:ローン) |
宮市 亮 | FW/MF | 17試合0ゴール2アシスト | アーセナル(2011-15)、ボルトン(2012:ローン)、ウィガン(2012-13:ローン) |
吉田 麻也 | DF | 154試合6ゴール2アシスト | サウサンプトン(2012-20) |
香川 真司 | MF | 38試合6ゴール6アシスト | マン・ユナイテッド(2012-14) |
岡崎 慎司 | FW | 114試合14ゴール4アシスト | レスター(2015-19) |
武藤 嘉紀 | FW | 25試合1ゴール0アシスト | ニューカッスル(2018-21) |
南野 拓実 | FW/MF | 40試合6ゴール0アシスト | リバプール(2020-22)、サウサンプトン(2021:ローン) |
冨安 健洋 | DF | 64試合2ゴール3アシスト | アーセナル(2021-) |
三笘 薫 | FW/MF | 52試合10ゴール9アシスト | ブライトン(2018-) |
遠藤 航 | MF | 29試合1ゴール0アシスト | リヴァプール(2023-) |
橋岡 大樹 | DF | 10試合0ゴール0アシスト | ルートン(2024) |
鎌田 大地 | MF | - | クリスタル・パレス(2024-) |
菅原 由勢 | DF | - | サウサンプトン(2024-) |
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プレミアリーグでの日本人の活躍
プレミアリーグにおける日本人選手第1号となったのは稲本潤一。ガンバ大阪からのローン移籍で加入したアーセナルでは出番がなかったものの、次に所属したフラムで現地時間2002年8月17日のボルトン戦で待望のリーグ戦デビュー。歴史に名を刻んだ。
日本代表でも不動のセンターバックとして長らく活躍した吉田麻也は2017年に日本人で初めてプレミアリーグ100試合出場を達成した。オランダでの活躍が認められた吉田は2012年の夏にサウサンプトンへ移籍。加入初年度からチームの主力の一人となり、7シーズンと半年をセント・メリーズ・スタジアムで過ごした。
稲本潤一(アーセナル:2001-02)、香川真司(マン・ユナイテッド:2012-13)、岡崎慎司(レスター:2015-16)、南野拓実(リバプール:2019-20)の4人は、所属チームでプレミアリーグ優勝を経験している。特に岡崎は世紀の大番狂せを起こしたレスターで主力として活躍。ストライカーのジェイミー・バーディとコンビを組みリーグを席巻した。
遠藤航は2023年の夏にシュトゥットガルトから2000万ユーロの移籍金でリバプールに移籍したと言われており、これは現在、プレミアリーグに移籍した日本人の移籍金の最高額とされている。ベルギーでの活躍を経てドイツに活躍の場を移した遠藤はシュトゥットガルトでキャプテンの任も経験。当時中盤の層の強化を画策していたリバプールの目に留まり、イングランドの名門への移籍を果たした。