EURO2028の開催都市やスタジアムは? イギリスとアイルランドが共催

2023-10-12
読了時間 約3分

UEFAは、EURO2028をイギリスとアイルランドの共催とすることを発表した。

UEFA理事会による最終選考の1週間前に、唯一のライバルだったトルコがイタリアとのEURO2032共催に向かい、招致から撤退。イギリスとアイルランドの共催案が正式に承認された。

これでEURO2028は本格的にスタートできることとなった。大会はUEFA加盟の5地域にまたがる10のスタジアムで開催される予定。その中にはプレミアリーグのクラブの本拠地も含まれる。

EURO2028 イギリスとアイルランドの開催都市

イギリスとアイルランドの共催で大きな課題となるのは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド、アイルランドの各地域で少なくとも1つの試合会場を確保することだ。

スタジアムのリストは一部で物議を醸している。2024年まで完成予定ではないエバートンの新スタジアムも含まれているからだ。

  • ロンドン
  • マンチェスター
  • リバプール
  • ニューカッスル
  • カーディフ
  • バーミンガム
  • グラスゴー
  • ダブリン
  • ベルファスト

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EURO2028 イギリスとアイルランドの開催スタジアム

ウェンブリー・スタジアム

  • 建設:2007年改修
  • 推定コスト:7億8900万ポンド(約1483億3200万円)
  • 収容人数:9万人
  • 芝:天然

ウェンブリーは最も国際大会開催の経験が豊富なスタジアムだ。1966年のワールドカップでは、イングランドが西ドイツに勝利した決勝を含む8試合が行われた。

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改修前のウェンブリーでは、EURO96の6試合が行われ、改修後もEURO2020でイタリアに敗れた決勝までのイングランドの7試合が行われている。

プリンシパリティ・スタジアム

  • 建設:1999年
  • 推定コスト:1億2100万ポンド(約227億4800万円)
  • 収容人数:7万3931人
  • 芝:天然

トッテナム・ホットスパー・スタジアム

  • 建設:2019年
  • 推定コスト:10億ポンド(約1880億円)
  • 収容人数:6万2850人
  • 芝:天然

エティハド・スタジアム

  • 建設:2003年
  • 推定コスト:1億6400万ポンド(約308億3200万円)
  • 収容人数:5万3000人
  • 芝:天然

ブラムリー・ムーア・ドック/エバートン・スタジアム

  • 建設:2024年予定
  • 推定コスト:5億ポンド(約940億円)
  • 収容人数:5万2888人
  • 芝:天然

セント・ジェームズ・パーク

  • 建設:1892年
  • 推定コスト:不明
  • 収容人数:5万2305人
  • 芝:天然

セント・ジェームズ・パークではEURO96グループステージの3試合が行われた。

ヴィラ・パーク

  • 建設:1897年
  • 推定コスト:2350万ポンド(約44億1800万円)
  • 収容人数:4万2657人
  • 芝:天然

ヴィラ・パークでは1966年ワールドカップのグループステージの3試合が行われた。ウェンブリーやセント・ジェームズ・パークとともに、EURO96でも使用されている。

ハムデン・パーク

  • 建設:1999年大規模改修
  • 推定コスト:不明
  • 収容人数:5万1866人
  • 芝:天然

ハムデン・パークは欧州の複数都市をまたぐかたちで開催されたEURO2020で主要大会に登場。スコットランドのグループステージ3試合のうち2試合がグラスゴーのスタジアムで行われた。

アビバ・スタジアム

  • 建設:2010年
  • 推定コスト:4億1000万ポンド(約770億8000万円)
  • 収容人数:5万1711人
  • 芝:天然

ダブリンのアビバ・スタジアムは当初、EURO2020の開催スタジアムに含まれていた。だがその後、アイルランド政府のCovid-19(新型コロナウイルス)感染対策のために辞退している。

ケースメント・パーク

  • 建設:2024年予定
  • 推定コスト:不明
  • 収容人数:3万1661人予定
  • 芝:天然

※1ポンド=188円換算

原文:Euro 2028 UK Ireland bid: List of confirmed stadiums, cities, host venues for European Championship(抄訳)