ミラノダービーの歴史:CLで激突するミラン対インテルの直接対決戦績

2023-09-17
読了時間 約2分

長年にわたってトロフィーの数々を手にしてきたミランとインテルの2チームによるミラノダービーが、イタリアサッカーで最も象徴的なカードであることは間違いない。

ここではその両チームのこれまでの対戦の歴史を振り返る。

新たなステージを迎えるミラノダービー

イタリアサッカー界は、地域性や成功、場合によっては同じスタジアムも共有する情熱的なライバル関係に満ちている。

インテルナツィオナーレ・ミラノ(インテル)とACミランは、1926年から後者がホームスタジアムとする「サン・シーロ」を1947年から前者も使用するようになって以降、不穏な隣人という関係にある。

両チームが有名なスタジアムでホームゲームを戦うため、ミラノの街で彼らが同じ日に試合を行うことはできない。そんな中で、ダービーマッチはいくつか象徴的なサン・シーロの夜を演出してきた。

「デルビー・デッラ・マドンニーナ」と呼ばれるミラノダービーは、新たなステージを迎えるかもしれない。両チームが今後サン・シーロを離れる可能性を示唆している。別のひとつのスタジアムを共同で使用する計画も検討中だ。

ミラン対インテルの戦績

公式戦でのミラノダービーは通算で238回行われており、インテルが90勝とリードしている。ミランが79勝、ドローが69回だ。

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大会 試合 ミラン勝利 インテル勝利 ドロー
セリエA* 201 65 77 59
コッパ・イタリア 27 10 9 8
カンピオナート・アルタ・イタリア 2 1 1 0
スーペルコッパ・イタリアーナ 2 1 1 0
チャンピオンズリーグ 6 2 2 2
合計 238 79 90 69

*1929年のセリエA創設以前に行われたリーグ戦も含む

ミランとインテルのタイトル比較

素晴らしいライバル関係にある両チームは、20世紀にそれぞれ国内を支配した時期がある。近年はポジティブな復活を遂げてきているところだ。

2012年から2020年まで、セリエAはユベントスが9連覇を達成。そのユベントスの覇権が終わり、ミラノの2チームは再びタイトルを争うようになっている。2021年にはインテルがアントニオ・コンテの下でスクデット獲得(セリエA優勝)。2022年にはステーファノ・ピオーリのミランが優勝した。

大会 ミラン インテル
セリエA 19 19
コッパ・イタリア 5 8
カンピオナート・アルタ・イタリア - -
スーペルコッパ・イタリアーナ 7 7
ヨーロピアンカップ/チャンピオンズリーグ 7 3
UEFAカップウィナーズカップ/UEFAカップ* 2 3
ヨーロッパ/UEFAスーパーカップ 5 0
インターコンティネンタル/FIFAクラブワールドカップ 4 3

*UEFAカップウィナーズカップはミラン、UEFAカップはインテル

なぜデルビー・デッラ・マドンニーナと呼ばれるのか?

デルビー・ディ・ミラノ(Derby di Milano/ミラノのダービー)としても知られるデルビー・デッラ・マドンニーナは、ミラノの街の有名なランドマークのひとつにちなんで名づけられたものだ。

ミラノのドゥオーモ(大聖堂)の頂点にそびえる聖母マリア像は、ミラノの街の象徴的な光景だ。クラブに関係なく、地元の人たちはその聖母マリア像をマドンニーナと呼んでいる。

原文:AC Milan vs Inter Milan history head to head: Record across all competitions in Derby della Madonnina(抄訳)
翻訳:スポーティングニュース日本版編集部