スペイン代表エンリケ監督「皮算用はしない」…日本戦を前に2位通過を狙うつもりなし｜カタールW杯

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スペイン代表のルイス・エンリケ監督は、日本とのFIFAワールドカップ・カタール2022のグループE最終節を前に、ノックアウトステージ（決勝トーナメント）を見越して2位通過を狙うことはないと話した。

E組は勝ち点4のスペインが首位に立ち、1差で日本とコスタリカ、3差でドイツが追う展開。12月1日の最終節では、日本とスペイン、コスタリカとドイツがそれぞれ対戦する。

初戦でコスタリカに7-0と大勝し、得失点差で圧倒的優位に立つスペインは、日本に意図的に負けて2位通過を狙うのでは、との声がある。E組を首位通過すると、G組首位通過が予想されるブラジルと準々決勝で対戦することになるからだ。

だが、『ESPN』によると、前日会見でその可能性について問われたエンリケ監督は、「素晴らしい質問だね。我々もそのことを考えていたよ」と話した。

「だが、2位通過を望んだとして、どちらの試合も0-0のまま90分を迎えたとしよう。そして残り15秒、95分に日本とコスタリカがどちらもゴールを決めたら…ギャンブルをして敗退することになる」

「あるいは、ドイツが5-0とリードしたと仮定しよう。我々がドロー（引き分け）を狙って日本が得点すれば、敗退するのは我々だ。とても良いチームがあり、（決勝までの）7試合を戦いたいのであれば、大事なのはグループ2位通過ではない。我々は首位通過を望んでいる。準々決勝でブラジルと対戦することになったら、それはそれで素晴らしいじゃないか。ブラジルと戦う。とにかく、我々が取らぬたぬきの皮算用をすることはない」

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日本はスペインに勝てば2大会連続のベスト16進出、負ければグループステージ敗退が決まる。引き分けた場合は、コスタリカ対ドイツの結果次第だ。