12月5日(日本時間6日)に行われたFIFAワールドカップ・カタール2022のラウンド・オブ・16(ノックアウトステージ/決勝トーナメント1回戦)で、日本代表はクロアチアと1-1のタイスコアで延長戦を含む120分間を戦い抜き、PK戦の末に敗退した。悔しい敗戦の直後に森保一監督が示した態度に称賛に声が上がっている。
日本はクロアチア戦の前半終了間際にFW前田大然のゴールで先制するも、後半に追いつかれ、PK戦で南野拓実、三笘薫、吉田麻也と3選手が失敗。同国史上初の準々決勝(ベスト8)進出はならなかった。
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悲願を成就できなかった森保監督は、試合直後にピッチでチームのメンバー全員を集めてスピーチ。スタンドのサポーターに深々とお辞儀する姿は、FIFAがSNSで取り上げるなど世界でも注目を集めている。
イタリアのメディア『fanpage.it』は、「日本人はワールドカップに見事な礼儀作法のレッスンをした。彼らはこれ以上ないほどに胸を張って帰ることができるはずだ」と称賛した。
「特に監督はその模範的姿勢で主役を務めた」
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同メディアはさらに、「試合後の日本代表チームの姿勢は称賛に値する。(クロアチア戦の敗戦は)大変な失望だったはずだが、チーム全体と指揮官ハジメ・モリヤスは見事なまでの冷静さを示した」とし、「モリヤスは繰り返し胸を叩き、その感情を日本全体に伝えた」と続けている。
「スタンドに近づき、深くお辞儀して、数秒にわたってそのままの姿勢を保った。素晴らしく価値ある態度だ」
冷静ではいられないほど悔しい敗戦だったはずだが、森保監督は堂々と、そして清々しくサポーターへの感謝の意を示した。同メディアは、日本が『良き敗者』だったと伝えている。
「たとえ試合に敗れても、勝つことができるのだ」
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