日本時間7月31日(水)、パリオリンピックの柔道競技5日目、個人戦 女子70キロ級、男子90キロ級がシャン・ド・マルス・アリーナで行われ、男子90キロ級で村尾三四郎が銀メダルを獲得した。女子70キロ級の新添左季は敗者復活戦で敗退した。
村尾は準決勝まで3試合で、すべて本戦で相手を圧倒して、一本もしくは反則で勝ちあがった。決勝戦では、現在世界ランク1位、東京五輪「金」のラシャ・ベカウリ(グルジア)と対戦。この階級最強のベカウリ相手に、序盤で技ありを奪うなど、一歩も引かずに戦った。しかし、残り4秒で足技の掛け合いとなり、ビデオ判定の結果、ベカウリの合わせ技一本勝ちが決まった。
柔道では、日本は男子はここまで全5階級でメダルを獲得した。
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試合経過・ハイライト:村尾は胸を張れる銀メダル
※内容は逆時系列。時刻は日本時間表記
◇男子90キロ級準決勝
○村尾三四郎(日本)vs ラシャ・ベカウリ(グルジア)●
01:27 足技の掛け合いから、一瞬早く村尾の腰が落ちた。ビデオ判定の結果、ベカウリの小内刈りが、技ありと認定。本戦残り4秒、合わせ技一本でベカウリの勝利。村尾は胸を張れる銀メダル。この階級最強の柔道家ベカウリと一歩も引かずに互角に戦った。
01:26 残り31秒で、村尾の内股、ベカウリは尻もちをついてそのまま背中から落ちたが、技ありとはならず。ビデオ判定もなし。
01:25 ベカウリの掬い投げで技ありを返された。ポイントは同点。
01:24 村尾の小外刈り
01:22 村尾が谷落としで技ありを奪った!
01:22 内股で攻める村尾。
01:21 試合開始。
01:20 青の柔道着の村尾が入場。
間もなく開始。相手のベカウリは世界ランキング1位、東京五輪金メダルの実力者。現在世界ランク3位の村尾は、対戦成績は3戦3敗。チャレンジャーとして戦う。
◇男子90キロ級準決勝
○村尾三四郎(日本)vs マキシムガエル・ヌゲアプアンブ(フランス)●
24:04 村尾の大内刈、ヌゲアプアンブは背中から落ちて技あり、合わせ技一本で勝利し、決勝へ進出した。両者の力量ははっきり差があり、村尾が一方的に攻めまくった。村尾は銀メダル以上が確定した。
24:03 ヌゲアプアンブはまったく攻めないが、開催国のホームタウンデシジョンか、指導を取られない。
24:02 村尾が小外刈で技ありを奪った。
24:00 ヌゲアプアンブに地元の大声援。
24:00 ヌゲアプアンブに指導。
23:59 村尾が大内刈を仕掛ける。
23:58 試合開始。
23:57 村尾が青の柔道着で入場。
◇女子70キロ級敗者復活戦
●新添左季(日本)vs アイ・ツノダ・ロウスタント(スペイン)○
23:09 ツノダの袖釣り込み腰をこらえた新添だが、3つ目の指導(4分37秒)を取られて反則負け。昨年の世界選手権で優勝した新添が本来の力を出せぬまま、敗退した。
23:08 延長ゴールデンスコアへ
23:08 本戦終了直前に両選手に指導(3分59秒)。新添は2つ目で後がなくなった。
23:05 新添が指導(2分19秒)を取られる。
23:02 新添が青の柔道着で登場。相手のツノダは、父が日本人で、東海大に在学中。男子選手のような坊主頭が特徴。
◇男子90キロ級準々決勝
○村尾三四郎(日本)vs アラム・グリゴリアン(UAE)●
村尾は、グリゴリアンから3つの指導を奪って本戦で反則勝ち、準決勝に進出した。
3分18秒に指導 (ダックアンダー)
2分55秒に指導(不明な反則)
1分09秒に指導 (攻撃意欲の欠如)
村尾は、一本勝ちの判定をビデオ判定で取り消されたが、動揺することなく攻め続けた。
◇女子70キロ級準々決勝
●新添左季(日本)vs サンエ・ファンダイク(オランダ)○
昨年の世界選手権で優勝した新添左季が準々決勝で敗れた。開始8秒で、組み手を避けたとして指導を受け、さらに1分57秒でファンダイクに小外刈を決められて、技ありを奪われた。さらに2分41秒、再び指導を取られて、そのまま本戦タイムアップとなった。
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