プロ野球の順位決定方法、同率の場合はどうなる?セ・パの違いは?日本シリーズ等ポストシーズンについても解説

2023-10-01
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時事通信

9月に入り、ペナントレースも佳境を迎えつつあるプロ野球。ここではプロ野球のペナントレースの順位決定方法や、その後のポストシーズンまでの流れについて紹介する。

ペナントレースとポストシーズン

プロ野球の公式戦、通称「ペナントレース」では12球団がセ・リーグ、パ・リーグの各6球団ずつに分かれ、それぞれ143試合(リーグ戦125試合、交流戦18試合)のレギュラーシーズンを戦って優勝を争う。

各リーグの上位3球団がポストシーズンへと進出。リーグ内でのクライマックスシリーズを戦い、それを制したチーム同士が日本一をかけて戦う日本シリーズに臨む。

ペナントレースの順位決定方法

ペナントレースの順位は、基本的には勝率の高いチームが上位チームとなる。シーズン中において同率チームが発生した場合、セ・リーグでは勝利数が多いチームが、パ・リーグでは同順位と表す。

またシーズン最終順位については、セ・パで下記の優先順を採用している。

セ・リーグ

  1. 勝率
  2. 勝利数
  3. 当該球団間の対戦勝率
  4. リーグ内対戦成績(各球団125試合)の勝率
  5. 前年順位

パ・リーグ

  1. 勝率
  2. 当該球団間の対戦勝率
  3. リーグ内対戦成績の勝率
  4. 前年順位

※2位以下もこの方法で決定する

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両リーグとも「勝率」が最優先だが、セ・リーグでは2番目に「勝利数」が優先されるのに対して、パ・リーグでは「当該球団間の対戦勝率」が2番目になり、「勝利数」の項目はない。同率チームが発生した場合、セ・パでこのような違いが発生することになる。

ポストシーズンの日程・優勝決定方法

2023年シーズンにおいては、セ・パとも10月14日(土)~10月16日(月)にファーストステージ、10月18日(水)~10月23日(月)にファイナルステージを実施する。いずれも上位球団の本拠地で開催される。

2位球団と3位球団が戦うファーストステージは、3試合制で先に2勝した球団がファイナルステージへと進出する。

ファーストステージ勝利球団と1位球団によるファイナルステージは、6試合制で1位球団に1勝のアドバンテージが与えられ、先に4勝した球団が優勝となる。

日本シリーズの日程・優勝決定方法

2023年の日本シリーズは10月28日(土)から11月5日(日)にかけて行われ、セ・パのクライマックスシリーズを勝ち抜いた球団同士が戦う。

第1戦、第2戦はパ本拠地球場で、第3戦、第4戦、第5戦はセ本拠地球場、第6戦、第7戦は再びパ本拠地球場で開催される。

日本シリーズは7試合制で行われ、先に4勝した球団が日本一となる。