埼玉西武ライオンズの先発ローテーション予想|プロ野球2024

2024-11-25
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(時事通信)

2024年の西武は2021年以来3年ぶりに最下位となった。そんな西武の先発投手陣を振り返り、2025年の先発ローテーション投手を予想する。


2025年埼玉西武ライオンズの先発ローテーション投手予想

選手名 2024年成績
平良海馬 22試合 3勝2敗9H 防御率1.66
今井達也 25試合 10勝8敗 防御率2.34
髙橋光成 15試合 0勝11敗 防御率3.87
隅田知一郎 26試合 9勝10敗 防御率2.76
武内夏暉 21試合 10勝6敗 防御率2.17
渡邉勇太朗 14試合 3勝4敗 防御率2.67
松本航 34試合 1勝9敗6H 防御率3.93

2024年の埼玉西武ライオンズ先発投手陣総括

西武は最下位に沈んだものの先発投手陣は悪くなかった。隅田知一郎(179回1/3)、今井達也(173回1/3)、そしてルーキーの武内夏暉(145回1/3)が規定投球回に到達し防御率はいずれも2点台だった。今井は自身初となる最多奪三振のタイトルも獲得した。

この3人で72試合に先発し54試合がQSで、QS率にすると75%。しっかりと試合を作りチームに29勝24敗と5つの貯金をもたらした。

そして、この3人に次ぐ投球回数だったのが高卒6年目の渡邉勇太朗だ。2021年に4勝を挙げて以降はピリッとしなかったが、今年は14試合の登板で87回2/3を投げ3勝4敗、防御率2.67とまずまずの成績を残した。

しかしその他の投手たちがピリッとしなかった。本来であればエースとして君臨しなければならない髙橋光成は開幕からなんと11連敗。1勝も挙げることができずにシーズンを終えた。15試合の先発でQSは5試合だけで防御率は3.87。チームの力になることができなかった。

先発転向2年目の平良海馬は、4月末の時点で1勝2敗と負け越しながら防御率1.42と結果を残していた。しかし故障で離脱。8月に一軍へ復帰した後は中継ぎに配置転換となり先発の機会はなかった。

松本航とボー・タカハシは先発と中継ぎの両役割で起用された。松本は先発で8試合に登板し1勝4敗、防御率3.95。ボーは9試合の先発で1勝6敗、防御率3.78。両投手ともにQS率は40%に届かず、なかなか試合を作ることができなかった。

今年は最下位に沈んだものの先発投手陣だけを見ると、今井、隅田、武内の3本柱が好結果を残し、若手の渡邉が復調と明るい話題も多かった。計算していたはずの髙橋と平良が本来の力を発揮できなかったことが悔やまれる。