福岡ソフトバンクホークスの先発ローテーション予想|プロ野球2024

2025-01-06
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(時事通信)

ソフトバンクは2020年以来4年ぶりにパ・リーグを制した。その原動力となったのがパ・リーグトップの防御率を誇る投手陣たちだった。そんなソフトバンクの2024年の先発投手陣を振り返り、2025年の先発ローテーション投手を予想する。


2025年福岡ソフトバンクホークスの先発ローテーション投手予想

選手名 2024年成績
有原航平 26試合 14勝7敗 防御率2.36
モイネロ 25試合 11勝5敗 防御率1.88
スチュワート 20試合 9勝4敗 防御率1.95
大関友久 20試合 8勝4敗 防御率2.50
大津亮介 19試合 7勝7敗 防御率2.87
東浜巨 11試合 3勝2敗 防御率3.38
前田純 1試合 1勝0敗 防御率0.00
上沢直之 2試合 0勝0敗 防御率2.25(MLB)

2024年の福岡ソフトバンクホークス先発投手陣総括

ソフトバンクはパ・リーグトップの防御率2.53を誇った。先発投手陣では有原航平(182回2/3)とモイネロ(163回)の2人がチームを支え規定投球回に到達した。

有原は最多勝、モイネロは最優秀防御率と揃ってタイトルを獲得しており、先発ローテーションをきっちり守ったうえで結果も出した。

その2人に続いたのが大関友久(122回1/3)とスチュワート・ジュニア(120回)だった。大関は6月末まで無傷の5連勝を記録。最終的には8勝を挙げ防御率2.50の成績を残した。投球回数と勝ち星はともにキャリアハイを更新している。

来日6年目のスチュワートも大きく飛躍した。20試合に登板し9勝4敗、防御率1.95。こちらもキャリアハイの成績を残した。奪三振と与四球の割合を表す指標であるK/BBは1.60から2.06と改善。課題となっていた制球面を克服しつつあることが飛躍の要因のひとつだろう。

4人に続いて序盤を支えたのが大津亮介(119回1/3)だ。2年目の右腕は開幕から3戦3勝と絶好のスタートを切った。前半戦は13試合に登板し6勝4敗、防御率2.55の好成績とチームを引っ張った。しかし後半戦は6試合の登板で1勝3敗と伸び悩んだ。

石川柊太(63回1/3)と東浜巨(56回)は石川が7勝2敗、東浜は3勝2敗とそれぞれ貯金を作った。しかし実績がある2人だけに、投球回数を伸ばしたかったところだ。

シーズン終盤には前田純と前田悠伍の2人が一軍デビューを果たした。前田純は6回無失点の好投で初登板初勝利をマーク。一方の前田悠伍は3回6失点とプロの洗礼を浴びている。

今シーズン限りで現役を引退した和田毅は8試合(5先発)で2勝2敗3ホールドの成績だった。

ソフトバンクの先発投手陣は有原、モイネロが軸となりスチュワートや大関、大津が脇を固め、大崩れすることなくシーズンを乗り切った。