読売ジャイアンツ 先発ローテーション予想|プロ野球2024

2024-12-01
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時事通信

読売ジャイアンツは今シーズン、阿部慎之助監督のもと、4年ぶりのセ・リーグ優勝を果たした。そんな巨人の先発投手陣を振り返り、2025年の先発ローテーション投手を予想する。

2025年読売ジャイアンツの先発ローテーション投手予想

選手名 2024年成績
戸郷翔征 26試合 12勝8敗 防御率1.95
山﨑伊織 24試合 10勝6敗 防御率2.81
グリフィン 20試合 6勝4敗 防御率3.01
井上温大 15試合 8勝5敗 防御率2.76
赤星優志 21試合 1勝7敗 防御率3.12
堀田賢慎 17試合 3勝3敗 防御率2.45
髙橋礼 11試合 2勝2敗 防御率3.66

2024年の読売ジャイアンツ先発投手陣総括

今シーズンの巨人は、12球団トップのチーム防御率2.49という好成績をマークした。中でも先発投手陣は、3投手が規定投球回到達&二桁勝利を達成する素晴らしい働きを見せた。

開幕投手を務めた戸郷翔征は、シーズンを通して好投。開幕戦で白星を手にすると、4月は勝ち星を挙げられなかったが、5月は4勝をマーク。その後も順調に勝利を積み重ねると、9月には3勝、防御率0.32の快投を披露した。

通算では26試合180回を投げて12勝8敗、防御率1.95とエースに相応しい成績を残し、156奪三振で2年ぶりの最多奪三振のタイトルにも輝いた。

戸郷を上回る快投を見せたのが、菅野智之だ。シーズンを通して安定した投球を見せ、15勝で最多勝、勝率.833で最高勝率のタイトルを獲得。さらに最優秀選手、ベストナインにも輝くなど、完全復活を果たした。

戸郷とともにカード頭の先発を任されていた山﨑伊織は、10勝6敗、防御率2.81の好成績を残し、2年連続で規定投球回&二桁勝利を達成。夏場以降に打ち込まれる試合が増えてしまったのが痛かったが、ローテーション投手として責任を果たした。

来日2年目のグリフィンは、20試合で6勝4敗と勝ち星は伸びなかったものの、防御率3.01と安定した投球を披露。シーズン中盤には5試合連続でハイクオリティ・スタート(7回以上自責2以下)を達成するなど、チームの上位浮上に大きく貢献してみせた。

若手で飛躍を遂げたのが、5年目左腕の井上温大だ。25試合に登板(うち先発15)し、101回を投げて8勝5敗、防御率2.76の好成績をマーク。シーズン終了後にはプレミア12に出場する野球日本代表・侍ジャパンにも選出された。

井上と同期の堀田賢慎や、大卒3年目の赤星優志、ソフトバンクからトレードで加入した高橋礼といった右腕たちも、一定の成績を残した。

一方で昨シーズンは16試合で5勝、防御率2.07の好成績を残したメンデスが、今シーズンは2試合で防御率12.46に終わるなど、期待に応えることはできなかった。

来シーズンはセ・リーグ連覇、日本一を目指す巨人だが、シーズン終了後に菅野が海外FA権を行使、メジャーリーグ移籍を表明した。戸郷や山﨑、グリフィンの活躍はもちろん、井上や堀田、赤星、さらには横川凱、西舘勇陽といった若手の台頭にも期待がかかる。