セ・リーグ新人王争い、主な候補者の成績は? |プロ野球2024

2024-09-24
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(時事通信)

プロ野球も終盤戦に入った。盛り上がっているのは優勝、そしてクライマックスシリーズ出場争いだけではない。新人王(最優秀新人)の行方も注目を集めている。ここではセ・リーグにおける主な新人王候補者の成績を紹介する。※9月23日時点

■主な新人王候補者成績

選手名 球団 守備 成績
黒原拓未 広島 投手 49試合 4勝3敗2H、防御率1.79
船迫大雅 巨人 投手 49試合 4勝0敗21H、防御率2.50
田中幹也 中日 内野 107試合 打率.219、2本、22打点、4盗塁
泉口友汰 巨人 内野 65試合 打率.204、1本、9打点、1盗塁
度会隆輝 DeNA 外野 74試合 打率.256、3本、24打点、2盗塁
岩田幸宏 ヤクルト 外野 74試合 打率.217、1本、7打点、10盗塁

セ・リーグの新人王争いを見ると、絶対的な大本命は不在となっている。まず投手を見ると規定投球回に到達しそうな選手は不在。シーズンを通し勝ちパターンとして起用されている選手もいない。

そのなかで大卒3年目の黒原拓未(広島)と社会人出身2年目の船迫大雅(巨人)がともに50試合登板に届きそう。防御率も安定している。

野手では大卒2年目の田中幹也(中日)が好守備を多く見せ存在感を示しているものの打率が2割前半と打撃面で苦しんでいる。開幕から期待されていたドラフト1位ルーキーの度会隆輝も突き抜けるほどの成績は残せていない。

その他では大卒社会人出身のルーキー泉口友汰(巨人)や育成ドラフトから這い上がってきた3年目の岩田幸宏も多くの出場機会を得ている。しかし抜きん出てはおらず、セ・リーグの新人王争いは混迷を極めそうだ。

■新人王資格とは?

新人王の資格を有するのは、昨年のドラフト会議で指名された文字通りの新人だけではない。2年目以降でも資格を有する選手は存在する。

新人王の資格は下記の通り

  • 海外のプロ野球リーグに参加した経験がない
  • 支配下選手に初めて登録されてから5年以内
  • 投手として前年までの1軍での登板イニング数が30回以内
  • 打者として前年までの1軍での打席数が60打席以内

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