プロ野球も終盤戦に入った。盛り上がっているのは優勝、そしてクライマックスシリーズ出場争いだけではない。新人王(最優秀新人)の行方も注目を集めている。ここではセ・リーグにおける主な新人王候補者の成績を紹介する。※9月23日時点
■主な新人王候補者成績
選手名 | 球団 | 守備 | 成績 |
---|---|---|---|
黒原拓未 | 広島 | 投手 | 49試合 4勝3敗2H、防御率1.79 |
船迫大雅 | 巨人 | 投手 | 49試合 4勝0敗21H、防御率2.50 |
田中幹也 | 中日 | 内野 | 107試合 打率.219、2本、22打点、4盗塁 |
泉口友汰 | 巨人 | 内野 | 65試合 打率.204、1本、9打点、1盗塁 |
度会隆輝 | DeNA | 外野 | 74試合 打率.256、3本、24打点、2盗塁 |
岩田幸宏 | ヤクルト | 外野 | 74試合 打率.217、1本、7打点、10盗塁 |
セ・リーグの新人王争いを見ると、絶対的な大本命は不在となっている。まず投手を見ると規定投球回に到達しそうな選手は不在。シーズンを通し勝ちパターンとして起用されている選手もいない。
そのなかで大卒3年目の黒原拓未(広島)と社会人出身2年目の船迫大雅(巨人)がともに50試合登板に届きそう。防御率も安定している。
野手では大卒2年目の田中幹也(中日)が好守備を多く見せ存在感を示しているものの打率が2割前半と打撃面で苦しんでいる。開幕から期待されていたドラフト1位ルーキーの度会隆輝も突き抜けるほどの成績は残せていない。
その他では大卒社会人出身のルーキー泉口友汰(巨人)や育成ドラフトから這い上がってきた3年目の岩田幸宏も多くの出場機会を得ている。しかし抜きん出てはおらず、セ・リーグの新人王争いは混迷を極めそうだ。
■新人王資格とは?
新人王の資格を有するのは、昨年のドラフト会議で指名された文字通りの新人だけではない。2年目以降でも資格を有する選手は存在する。
新人王の資格は下記の通り
- 海外のプロ野球リーグに参加した経験がない
- 支配下選手に初めて登録されてから5年以内
- 投手として前年までの1軍での登板イニング数が30回以内
- 打者として前年までの1軍での打席数が60打席以内
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