今季開幕から圧倒的な強さを見せつけるフィラデルフィア・イーグルスが前週、12勝目をあげ（1敗）プレーオフ進出を一番乗りで決めるなか、各地区の優勝争いとプレーオフ進出争いも激戦状況にますます拍車がかかってきた。
第15週は、NFC西地区1位のサンフランシスコ・49ersと同2位のシアトル・シーホークス（7勝6敗）、AFC東地区1位のバッファロー・ビルズ（10勝3敗）と同2位のマイアミ・ドルフィンズ（8勝5敗）の同地区上位同士の対決に注目だ。
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49ersは開幕以降、2人の正QBが故障で戦線離脱するなかでも勝ち星を重ね、現在6連勝中の9勝4敗。過去2週は2022年ドラフトで全体最下位指名（7巡目／全体262位）を受けたブロック・パーディーが見事な司令塔ぶりを発揮し、2連勝に貢献している。
対するシーホークスはここ4試合は1勝3敗と厳しい状態が続き、7勝6敗。第2週の対戦では7-27と49ersにアウェイで敗れているだけに、ホームでの一戦はプレーオフに向けて踏ん張りどころだ。
現在、4連勝中とエンジンがかかり始めた10勝3敗のビルズは、西海岸遠征を2連敗で終えた8勝5敗のドルフィンズを酷寒の地元で迎え撃つ。地区優勝、プレーオフで優位なポジションを確保するためにも、第3週の対戦ではドルフィンズに19-21と敗れている雪辱を晴らしたいところ。ジョシュ・アレン、トゥオ・タグバイオラというスターQB対決も目が離せない。
粘りのチャージャーズ、勢いのライオンズ
また、地区優勝チームに続くプレーオフスポット（出場枠）をかけた戦いでは、粘り強くプレーオフ戦線に残ってきたロサンゼルス・チャージャーズ（AFC西地区）と3連敗中のテネシー・タイタンズ（AFC南地区）の7勝6敗同士の対戦、2勝6敗と出遅れたもののその後4勝1敗と盛り返しているデトロイト・ライオンズ（NFC北地区）と7勝6敗のニューヨーク・ジェッツ（AFC東地区）も見ごたえある戦いになるだろう。
NFL 2022 第15週 日程・対戦カード
日本時間12月16日（金）／現地15日
サンフランシスコ・49ers（9勝4敗） @ シアトル・シーホークス（7勝6敗）
日本時間12月18日（日）／現地17日
インディアナポリス・コルツ（4勝8敗1分） @ ミネソタ・バイキングス（10勝3敗）
ボルティモア・レイブンズ（9勝4敗） @ クリーブランド・ブラウンズ（5勝8敗）
マイアミ・ドルフィンズ（8勝5敗） @ バッファロー・ビルズ（10勝3敗）
日本時間12月19日（現地）／現地18日
アトランタ・ファルコンズ（5勝8敗） @ ニューオリンズ・セインツ（4勝9敗）
ピッツバーグ・スティーラーズ（5勝8敗） @ カロライナ・パンサーズ（5勝8敗）
フィラデルフィア・イーグルス（12勝1敗） @ シカゴ・ベアーズ（3勝10敗）
カンザスシティ・チーフス（10勝3敗） @ ヒューストン・テキサンズ（1勝11敗1分）
ダラス・カウボーイズ（10勝3敗） @ ジャクソンビル・ジャガーズ（5勝8敗）
デトロイト・ライオンズ（6勝7敗） @ ニューヨーク・ジェッツ（7勝6敗）
アリゾナ・カーディナルス（4勝9敗） @ デンバー・ブロンコス（3勝10敗）
ニューイングランド・ペイトリオッツ（7勝6敗） @ ラスベガス・レイダース（5勝8敗）
テネシー・タイタンズ（7勝6敗） @ ロサンゼルス・チャージャーズ（7勝6敗）
シンシナティ・ベンガルズ（9勝4敗） @ タンパベイ・バッカニアーズ（6勝7敗）
ニューヨーク・ジャイアンツ（7勝5敗1分） @ ワシントン・コマンダース（7勝5敗1分）
日本時間12月20日（火）／現地19日
ロサンゼルス・ラムズ（4勝9敗） @ グリーンベイ・パッカーズ（5勝8敗）