レブロン・ジェームズがNCAAトーナメントで55年ぶりの勝利を称賛 デュケイン大学との関係とは?

2024-03-22
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(Getty Images)

デュケイン大学が55年ぶりにNCAAトーナメントで勝利を収めた。

デュケイン大は3月21日(日本時間22日)、「マーチ・マッドネス」の1回戦でブリガムヤング大学(BYU)に71-67で勝利した。今年のNCAAトーナメントで最初の大きなアップセットだ。第11シードのデュケイン大は第6シードのBYUを下し、次は第3シードのイリノイ大学と第14シードのモアヘッドステイト大学の勝者と対戦する。

遠くからデュケイン大を応援していたひとりが、レブロン・ジェームズだ。ロサンゼルス・レイカーズのスターは、X(旧ツイッター)でキース・ダンブロット・ヘッドコーチとデュケイン大に賛辞を寄せた。

ジェームズとデュケイン大のダンブロットHCやアソシエイトヘッドコーチのドゥルー・ジョイス三世との間には関係がある。シーズンを通じて同大を応援してきた。

ここでは、ジェームズとデュケイン大コーチングスタッフのつながりをまとめる。

 

レブロン・ジェームズとデュケイン大学の関係

ジェームズ、ダンブロット、ジョイス三世は全員、オハイオ州アクロンとつながりがある。

ジェームズがセント・ビンセント=セント・メアリー高校のバスケットボールチームに在籍していた時のコーチングスタッフに、ダンブロットとジョイス三世がいたのだ。前者がヘッドコーチで後者はポイントガードだった。3人は同校を2年連続州制覇に導いている。

ダンブロットは2000-2001シーズン終了後にアクロン大学のアシスタントコーチになり、2004年にヘッドコーチに昇格。2017年まで務め、デュケイン大に移った。

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ジョイス三世もアクロン大に入学し、ダンブロットHCの下で活躍。その後12年にわたってプロキャリアを築いている。

そして彼らは後に再会することになった。2019年に現役を引退したジョイス三世が指導者に転身。クリーブランドステイト大学のアシスタントコーチを3年務めてから、デュケイン大のアソシエイトヘッドコーチとなり、ダンブロットHCと再び一緒になったのだ。

ジェームズはプロで輝かしいスターとなったが、ダンブロットHCやジョイス三世とのつながりは揺るぎない。BYUとのNCAAトーナメント1回戦を前に、デュケイン大の選手たちに自分のシグネチャーシューズもプレゼントしている。

ダンブロットHCは今季限りで引退する予定であることが大会前に発表された。ジョイス三世が後を継ぎ、大学で初のヘッドコーチを務めると見られる。

ダンブロットHCは『The Duquesne Duke』のスペンサー・トーマス記者に、「私の後任としてコーチ・ドリューを育ててきたようなものだ」と話した。

「もちろん、ひいき目ではあるが、彼が就任すれば、プログラムが失敗することはないと思う」

ジョイス三世も、「12歳や13歳のころから(ダンブロットHCは)ヘッドコーチになる機会を築いてくれた」と、機会があるなら責任を負うつもりと述べた。

「それが私の夢だと彼はずっと分かってくれていた。だから、私の希望を知っていることを最大限に活用してくれたのだと思う」

ただ、デュケイン大の祭りはまだ終わっていない。ダンブロットHCは3月23日(同24日)、少なくともあと1試合で指揮を執る。

原文:LeBron James celebrates Duquesne's first March Madness win in 55 years after Dukes knock off BYU(抄訳)
翻訳:坂東実藍