ロサンゼルス・レイカーズのバスケットボール運営部バイスプレジデントを務めるロブ・ペリンカは1月25日(現地時間24日)、カリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで、ケンドリック・ナンや3つのドラフト2巡目指名権と引き換えにワシントン・ウィザーズから獲得した八村塁の入団会見を行った。
八村は26日(現地25日)に行われるサンアントニオ・スパーズ戦でのデビューが見込まれている。
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ペリンカは「ゴンザガ大学時代に塁をスカウトしたことを覚えている。NBAでのキャリアを通じて我々が追ってきた選手だった」と話した。
「このような選手を加えることができて、とにかく誇らしい。24歳で、ウィングに素晴らしい厚みを加えてくれる。本当に独特な3&D(3ポイントショットと守備に優れた)選手だ。そして何より重要なことに、彼には正しくバスケットボールをすることを大切にする素晴らしい気質がある。そういった選手は我々のシステムで本当に活躍するんだ」
八村はコービー・ブライアントのファンとして育った。そのことはウィザーズで背番号8を選んだことにも影響している(レイカーズでの背番号は28番)。
八村は「興奮しています。この機会にとてもワクワクしています」と述べた。
「もちろん、レイカーズは最も偉大な球団のひとつです。このファミリーの一員になれてすごくうれしいですし、ロサンゼルスに戻ってくることができてすごくうれしいです。面白いのは、大学時代に大学の試合などでここに来たのですが、ここが自分の家になると冗談を言っていたんですよ。それが本当に実現したのは素晴らしいことです。だから、とてもうれしいですよ。興奮しています」
ロスターにサイズとウィングの厚みを加えようとしていたペリンカは、これでその両方を解決できたと感じている。
ペリンカは「もちろん、トレードデッドライン(トレード期限)が2週間後に迫っている今は、もっと向上するためにリーグを詳しく調査しているところだ」と話した。
「一定のペースを保ち、数日ごとに連絡して、ほかの29チームやそのGMと話している。この時期はどのチームでもしていることだ」
レイカーズとウィザーズが八村について交渉を始めたのは、約1週間前のことだった。
ペリンカは「少し遅くなっている市場において、早々にニーズを満たせる機会だった」と続けている。
「そして我々の仕事が終わったわけではない。ほかの29チームと状況をチェックし続ける。常に現在と将来の双方におけるチーム改善を目指すのが、フロントオフィスとしての我々の仕事だ。そしてそれを実現する完璧な方法が塁(の獲得)だと思った。だから早くにまとめたんだ」
八村はすでにレイカーズの現ロスターの3選手と一緒にプレイしたことがある。ラッセル・ウェストブルック、トロイ・ブラウンJr.、トーマス・ブライアントだ。
八村は「あの年は(ウェストブルックから)たくさんのことを学びました。自分のプレイのことなど、たくさん助けてくれたんです。だから、彼らと一緒になり、ここでプレイできることに興奮しています。僕たちにはすでにケミストリーがあるんです」と話した。
「だから、彼らとまた一緒になり、レイカーズのためにプレイできるのは素晴らしいと思います」
2019年のドラフトで全体9位指名された八村は、通算で平均27.8分間出場。平均13.0得点、フィールドゴール成功率47.9%、3ポイントショット成功率35.6%、5.1リバウンドを記録している。
八村は「自分はショットが打てると思います。3Pやミッドレンジからも打てますし、リムにアタックすることもできます」と述べた。
「ボールがないところでも、カットなどは得意です。リバウンドを拾い、ボールを運ぶことなどもできます。いろいろなことができます。素晴らしくなれると思っています」