渡邊雄太「とにかく練習して自分の番を待つしかない」|クリッパーズ戦後一問一答(1月9日/現地8日)

2024-01-09
読了時間 約2分
(NBA Entertainment)

フェニックス・サンズの渡邊雄太が、1月9日(現地8日)に敵地のクリプトドットコム・アリーナで行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦後に日本メディアの取材に応じた。

この試合で渡邊は5分12秒間の出場で3ポイントショット試投2本、フリースロー2本中1本成功で1得点を記録。試合はサンズが111-138で敗れた

以下、渡邊の試合後の一問一答(すべて日本語での質疑応答。質問は要約)。

ウチはまだそこまでかみ合い切れていない感じがちょっとある

──試合について。

渡邊:見ていて、クリッパーズ強いなと思いましたね。ハーデンのトレード後の何試合かはもたついていた感はありましたけれど、やっぱりさすがだなって。別にうちが格下とは思わないですけれど、前回(現地1月3日)、フェニックスでやったときもそうでしたし、本当に良いチームだなと思いながら見ていました。そういう部分で、ウチはまだそこまでかみ合い切れていない感じがちょっとあるかなと思いました。

──どういう気持ちで出番を待っていた?

渡邊:いつも通り、いつ呼ばれてもいいようにというふうに準備をしていました。最後出て、(放った)3Pはワイドオープンな2本だったんで決めかったですけれど…。ただ、正直、僕も歳を重ねて、今までみたいにずっと座っていて、急にフルで(動く)というのが難しくなってきたりしていて。あまり言い訳はしたくないですけれど。とはいえ、今日の2本は決めなきゃいけないシュートだなとは思いました。

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──控えのローテーションがまだ確定していないだけに、まだチャンスが来るという気持ちでやっていますか?

渡邊:そうですね。コーチからもいつも準備しておいてとは言われていますし、これだけチームとしてもうまくいっていないんで。これからも試合を重ねるごとに色々、考えながらやっていくんじゃないかなと思うので、自分は今までやってきた通り、どういう状況でもしっかり準備して、自分の番がきたら、しっかりパフォーマンスを出せるようにという部分をしていきたいと思います。

とにかく練習して自分の番を待つしかない

──出ていた選手が突然出られなくなることもあるが、1試合で活躍して次から使ってもらえる選手もいる。

渡邊:それがうちのチームの良さです。これはよく僕らのなかでも話すんですけれど、正直、誰が出てもそれなりにやれてしまう分、自分たちも今日出るのか出ないのか、みたいな部分で…。いわゆるロールプレイヤーと呼ばれている選手のなかで色々と話していても、本当にみんな葛藤を抱えながらやっている。6年目、7年目の選手がこれだけ多いなかで、それぞれ、自分の役割を理解してここにはいるんですけれど、今は誰にも確固たるものがない。だから僕を含めて、みんなちょっと精神的にうまく乗り切れていない部分は正直あるかなとは思います。

──今、試合に出たときに必ずやらなくてはいけないのは3P? それともディフェンスやリバウンド?

渡邊:もちろん、そういう細かい部分をやっていきつつ、やっぱり、僕がこのチームで求められていることは3Pなんで、そこはしっかり打ち続けていきたい。確率が結構悪くはなってきていますけれど、でも、ローテーションでプレイしていたときは、そんなに確率も悪くなかった。使われ方は、ローテーションに入ったときに、しっかり固定されるぐらいの結果を残せなかったという部分で本当に自分の責任です。シーズンの(3Pの)確率は落ちていますけれど、別に自分のシュートが悪くなっているとかは全然思わないので。正直、練習中でもタッチとかはすごく良いですし。だから、自信がなくなっているとかではないんで、とにかく練習して自分の番を待つしかないっていう感じですね。

取材・一問一答構成:宮地陽子


サンズは次戦、12日午後12時(現地11日)、クリプトドットコム・アリーナでロサンゼルス・レイカーズと対戦する。