渡邊雄太が所属するフェニックス・サンズはどんなチーム？

NBA 2023-2024シーズンは、10月24日（日本時間10月25日）に開幕した。

ここでは、渡邊雄太が所属するフェニックス・サンズの主力選手やロスター情報、2023-2024シーズンの展望など紹介する。

サンズのビッグ3：デビン・ブッカー、ケビン・デュラント、ブラッドリー・ビール

デビン・ブッカー

• 身長：198cm
• 体重：93kg
• ポジション：ガード

2015年のドラフトでフェニックス・サンズに13位で指名され、NBA9年目を迎える。得点能力が高く、2017年3月24日には自己最多である1試合70得点を記録している。

ケビン・デュラント

• 身長：211cm
• 体重：109kg
• ポジション：フォワード

今年2月のトレードでブルックリン・ネッツからフェニックス・サンズに加入し、NBA16年目を迎える。どこからでも高確率のシュートを決めることができ、史上最高の選手の1人としても挙げられる。愛称は「KD」

ブラッドリー・ビール

• 身長：193cm
• 体重：94kg
• ポジション：ガード

今夏にクリスポールとのトレードでフェニックス・サンズに加入し、NBA12年目を迎える。得点能力が高く、2021年1月6日には自己最多である1試合60得点を記録している。サンズ加入前は、ワシントン・ウィザーズに所属しており、八村塁（現ロサンゼルス・レイカーズ）とチームメイトだった。

渡邊雄太のサンズでの役割は？

3ポイントショットとディフェンス、そしてエナジー（活力）の供給が主な役割だ。

昨季は、自己最高となる3Pショット成功率44.4％を記録しており、「今年は3P成功率50％を目標にしたい」と語っている。相手の裏をとる動きも上手く、3P以外でもオフェンスで貢献できる。ディフェンスではガードからフォワード、ときにはセンターを守ることができる。また、リバウンドやブロックにも飛び込み、チームにエナジー（活力）をもたらすことができる。

渡邊雄太の昨季と今季の状況

約1年前、ブルックリン・ネッツと無保証のキャンプ契約を結び、開幕ロスター（サバイバル）に生き残ることが最優先だった。しかし、今季からはフェニックス・サンズと2年間の契約を結んだ状態で開幕を迎える。

気がかりな点があるとすれば、サンズには今夏、渡邊と役割の似ている選手が複数加入しており、競争が激しくなるかもしれないということである。ただ、チームのスーパースターであるケビン・デュラントとはブルックリン・ネッツで共にプレイし、相性が良いということ（ケミストリー）を既に証明している点で有利になるだろう。

フェニックス・サンズの昨季と今季の状況

昨年12月にフェニックス・サンズのオーナーだったロバート・サーバーから、マット・イシュビアとジャスティン・イシュビア兄弟に変わり、大きな舵を切った。

今年2月のトレードでケビン・デュラントを獲得したが、プレイオフ2回戦で敗退する。今夏、優勝を勝ち取るべく、2021年のNBAファイナルへ導いたクリス・ポール（現ゴールデンステイト・ウォリアーズ）と引き換えに、ブラッドリー・ビールを獲得した。クリス・ポールらが抜けたことにより、純粋なポイントガードがいなくなった。

さらに、サンズを優勝候補へと押し上げたモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチを解任し、2020年にロサンゼルス・レイカーズを優勝に導いたフランク・ボーゲル・ヘッドコーチを任命した。

サンズは、NBAでも屈指の攻撃力を持つ新たな「ビッグスリー」を作った。デビン・ブッカーとブラッドリー・ビールは初優勝を、ケビン・デュラントは自身3度目の優勝を目指す。そして渡邊雄太の更なる飛躍にも期待したい。

サンズの開幕ロスター