2月2日(現地1日)にTDガーデン(マサチューセッツ州ボストン)で行われたボストン・セルティックス戦に途中出場したブルックリン・ネッツの渡邊雄太が6得点を記録した。96-139で大敗した試合後、渡邊が日本メディアの取材に応じた。
以下、試合後の一問一答抜粋(すべて日本語での質疑応答。質問は要約)。
今の僕たちはどのチームにも勝てるだけの力はある
――大差をつけられての完敗だった。
渡邊:ケガ人はいますけど、今の僕たちはどのチームにも勝てるだけの力はあると思っています。負けるときは必ず原因があるんですけど、1点差で負けようが、30点差で負けようが、100点差で負けようが、自分たちにとっては負けは負け。だから今日、30点差、40点差で負けたからっていうのは僕自身は気にしていなくて、単純に負けたっていうところが悔しいです。勝てるだけの力はあるのにっていう感じですね。
――こういった展開ではハーフタイムにどんな指示があるものなのか。
渡邊:別にハーフタイムで諦めている雰囲気とかもなかったです。NBAは流れのスポーツなので、しっかり流れを掴んでというところ。あとは前半のウチはあまりにもソフトだったので、コーチ陣にも「ソフト過ぎる」と言われました。しっかりとフィジカルにプレイし、1本1本返していこうっていうことを話していました。
――今日は気持ち的に集中できていなかった部分があったか。
渡邊:入り方がああなってしまって、自分たちベンチメンバーも同じようにだらっとなってしまってという感じ。ただ、さっきも言った通り、自分たちにとっていい負け方はないと思っています。今日は悪い負けですけど、負けは負けなので、負けという部分を反省して、次の(ワシントン)ウィザーズ戦までに2日空くので、切り替えていきたいです。
落ち込んでいる選手はいない
――個人としては、大差がついたゲームで終盤にプレイするのは最近はなかったことだが、こういう展開の中で心がけていたことは。
渡邊:ちょっと自分自身、集中が切れてしまった部分はあったので、反省しなきゃなというところはあります。
――今は次に向けて、という感じか。
渡邊:落ち込んでいる選手はいないです。ただ、去年からいる選手たちは、セルティックスには昨季のプレイオフでスイープされて、今年もまだ一度も勝てていないので、その悔しさがあるのでしょう。ゲーム内容に関しては自分たちらしさがなかったという感じで、点差に関してはそこまで気にしてはいないです。
――こういうゲームはどのチームでも1シーズンに一度くらいはあるものか。
渡邊:セルティックスもこの間、(オクラホマシティ)サンダーに大敗した試合がありました。さっきも言った通り、特にNBAは流れのスポーツ。自分たちがソフトな部分はあったんですけど、あれだけ3ポイントを決められたら、正直、やることは厳しくなってきます。今日はもう相手が素晴らしかったのでしょう。
痛みが酷くなったのはレイカーズ戦のあと
――試合終盤、腰を痛そうに抑えていたが、今の状態は。
渡邊:今日の朝、シューティングして、大丈夫だと思ったんで、出たんですけど、ちょっとまた最後のほうに痛みが出た感じです。(痛んだのは)本当に最後の最後です。
――前戦のレイカーズ戦後くらいに痛みが出始めたのか。
渡邊:もうずっと痛いんですけど、痛みが酷くなったのはレイカーズ戦のあとです。
――治療を続けることになると思うが、検査も受けるのか。
渡邊:様子を見て、痛みが続くようなら検査になると思います。そこはまたトレーナー陣と相談しながらです。
取材・一問一答構成:杉浦大介
ネッツは次戦、5日午前8時(現地4日)にニューヨーク州ブルックリンの本拠地バークレイズ・センターでワシントン・ウィザーズと対戦する。