馬場雄大「せっかく新しいバスケをトムから学んだので積極的にやっていきたい」|試合後一問一答(12月23日/現地22日)

2022-12-23
読了時間 約2分
(Yoko Miyaji)

12月23日(現地22日)、NBA Gリーグ・ウィンターショーケースのロングアイランド・ネッツ戦で先発出場したテキサス・レジェンズの馬場雄大が試合後の単独取材に応じた。

馬場はチームが123-108で勝利した試合で、7得点、3リバウンド、3アシスト、2スティールをマークし、勝利に貢献した。

▶全問正解できたら本物の格闘技ファン。RIZINにまつわるクイズに挑戦しよう

以下、試合後のロッカールーム外で行われた質疑応答の抜粋(すべて日本語でのやり取り。質問は要約)。

──今日は、2日前に比べるとシュートが決まらなかったが…。

馬場:そうですね。でも前半3ポイントショットを3本打てたっていうところはよかった。後半、何本か打てて、(試合合計で)5、6本打てたらシューターとしてスタンダードかなと思ったので。結果は3本だったんですけれど、アテンプトが増える勢いだったのはよかったかなと思います。

もらったタイミングで思い切り前半から打つことができて、前の試合よりはシュートに対する意識が高くなったなと思えたので。シュートは入るときもあれば入らないときもあるので、そこはあまり気にしないで……。

──きょうはダンクも外していましたよね。その後に審判に何か言っていたけれど、あれはファウルされた?

馬場:確実にファウルされたんですよ。だからアピールしたんですけれど。ま、なんかちょっとうまく回らない時間だったなと思います。

──そうやって流れがよくないときにはどういうことを意識してやっていますか?

馬場:変にどうしようとか、変えようと思ったら逆にうまくいかないケースが多いと思うんで(流れに)任せる。その瞬間、瞬間で判断していけば確実にいい方向にいくので。とらわれないことですね。歯車が合ってないなっていうところにとらわれないことが一番かなと思います。

──チームとしては、ラスベガスでのウィンターショーケースで2連勝できて流れを変えられた?

Scroll to Continue with Content

馬場:そうですね。ガラッと変わったのはディフェンス。僕たち、ディフェンシブレーティングが一番ビリだったの知ってました? この2試合はすごくディフェンスがよくなって、やっとコーチの求めるディフェンスが機能するようになって、多分こういう展開(2連勝)になったと思うんです。1試合ずつ成長を感じてるので、クリスマスブレイク後の試合が楽しみですね。

──ディフェンスの何が変わってきた?

馬場:アメリカのプレイヤーたちはオフェンスがメインで、ディフェンスは二の次じゃないですけど……。タイラー・ドーシーとかジェイレン・ハーディーとか、オフェンスの部分でエクセプショナル(特別)すぎて。彼らも頭が良い選手なので(試合を)重ねるごとに、何が勝利に影響してくるのか、何がチームに必要なのかっていうのをちゃんと理解して、パスを回すようになりましたし、ディフェンスもすごい力入れるようになったので。選手1人1人のディフェンスに対するアプローチが良くなってきたかなと思います。

──個人的には、ラスベガスのこの2試合を通してどうでしたか。

馬場:まず、こういった環境のなかプレイすることはふだんあまりないので、すごく楽しかったです。でも、自分のやることは変わらない。一個、一個正しいプレイをして、チームにエネルギーを与える。ディフェンスのところからも、いつもやっているように、エネルギーを持ってやることの大切さを再確認できた試合だったかなと思います。

見てる人は見てるんですけど、実際、この2試合がどうこうなわけじゃなくて、一試合、一試合、ショーケースに関係なく、同じメンタリティーで、同じモチベーションで、これからも戦っていきたいと思います。

──日本代表のトム・ホーバス・ヘッドコーチが見に来ていました。

馬場:やっぱり、いるだけで違います。雰囲気というか、落ち着いた感じで、「もっと楽しもうよ」って言ってくれて。すごく安心感をもたらしてくれる。何試合か、このエネルギーがもつと思います(笑)。(ホーバスHCが見ていることで)前半から思い切って打とうと思っていて、すごく気持ちよく打てたんです。入らないときもあるけれど、それでも打つことが大事なので、これからも続けていきたいです。ドライバーじゃなくてシューターとしての役割を、代表でもそうですし、トムがいないチームでもそうなっていきたいなとは思います。

せっかく新しいバスケをトムから学んだので、また前のスタイルに戻るわけにいかないので、積極的にやっていきたいなと思います。今はシュートに対して自信もあるし、チームメイトも積極性を持ってやってくれって言ってくれています。それは今までとは違うところかなと思うので、この先、自信を結果に変えていきたいです。

取材・一問一答構成:宮地陽子


レジェンズは、12月30日(現地29日)にレガシー・アリーナでバーミングハム・スクアドロンと対戦する。

▶スポーツ観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう