馬場雄大「ディフェンスで存在感を見せて徐々にペースを上げていく」|試合後一問一答(12月21日/現地20日)

2022-12-21
読了時間 約2分
(NBA Entertainment)

12月21日(現地20日)、NBA Gリーグ・ウィンターショーケースのラプターズ905戦で先発出場したテキサス・レジェンズの馬場雄大が試合後の取材に応じた。

馬場はチームが123-115で勝利した試合で、フィールドゴール7本中6本を決める16得点、3リバウンド、2アシスト、2スティールの活躍を見せた。

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以下、試合後のロッカールーム前で行われた日本メディアとの質疑応答の抜粋(すべて日本語でのやり取り。質問は要約)。

──きょうは16得点あげましたが、ショットの調子が良かったのでしょうか?

馬場:そうですね。(3年前に)1回、ここ(ラスベガス開催のGリーグショーケース)でやったことがあるっていうのが大きかったのかなと。あまり力まずに、普段やってることをやろうっていう意識でやったら、意外と相手が崩れたっていう形かなと思って。(対戦相手が)コネクトしないチームだというのはスカウティングで話してたので、そこのところを僕たちのチームバスケで崩せてよかったかなと思います。

──前半は4得点で、ほかの選手がアグレッシブに攻めるなか、どちらかというと繋ぎ役に徹しているような感じでしたが…。

馬場:そうですね。いつもそうです。みんな、最初すごくアグレッシブにいくので、そこで僕がアグレッシブにいくとチーム全体のバランスが崩れちゃうので。(試合序盤は)ディフェンスで存在感を見せて、徐々に(オフェンスの)ペースを上げていくっていうのが、今シーズン見つけ出した方法というか、やってることなので。それがうまくはまったかなと思います。

──後半それが得点に繋がったのは、その流れをうまくもってこられたからですか?

馬場:そうですね。やっぱり、決めるところを決めたらパスも回ってくるので、そこは大きかったかなと思います。コート上はすべて信頼関係なので、こいつを使えば得点に繋がると思えばパスも自然とまわってくる。それが高確率なフィールドゴールパーセンテージとかで証明できたなと思う。今日は流れもすごく良かったと思います。

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──ディフェンスでは、ジャスティン・シャンペニーやロン・ハーパーJr.など、相手のオフェンスの一番手をマークしていましたね。

馬場:そうですね。コーチも、(今年のチームは)インディビジュアルスキル的にはすごい高いっていうふうに評価しているけれど、ディフェンスでサイズ(不足)だったりするのが(ここまでの)敗因でした。そこで、ディフェンスにストロングポイントを持っている馬場を使おうということがあると思うので。自分も責任を持って守っていますし。ただ、きょうは途中までシャンペニーを6得点ぐらいに抑えられたんですけど、最後、急にシュート入れ始めて…。まぁしょうがないですね。勝てたんでよかったです。

──3年前と今回のGリーグショーケースで違いを感じますか?

馬場:前回、3年前は、正直、ラスベガスっていうこの環境自体に圧倒されて。すごく不規則じゃないですか。ウォーミングアップも急に、予想より長くなったりするし。(試合前の準備でも)ふだんできることができないっていう状況で、それであたふたしていたこともあって。(今は)もうこの流れもわかってるので、ちゃんと準備できました。1年目があったから、今のこのプレイができたのかなとは思ってます。

──観客がいない特別な環境での試合というのも難しいですよね。

馬場:普通、シュート決めたら盛り上がるのが、淡々とやるだけで。ボソボソボソ、ボソボソボソってスカウトたちが話している声が聞こえて。何なんだろうなって思いながら、やってます。でも、別にだからといってスペシャルなことをやる必要はなくて、ふだんシーズンでやってることをやればよかった。それが本当に、相手が崩れたっていう感じだと思います。やっぱりちょっと自分たちの流れが来て。相手も何か、ちょっと諦めモードになった気もしたので。そこでちゃんと自分たちのパスができたかなって感じです。

──第4Qをターゲットスコアで決めるのは初めてですか?

馬場:初めてです。急にラスト3点(で勝利)となったらみんな3点ショットを狙い始めて。おいおいおい、と思いながら。急にやれって言われても慣れないですね。ま、コーチも試合後に言っていたんですけれど、これも経験ということで。

取材・一問一答構成:宮地陽子


レジェンズは、12月23日(現地22日)に引き続きウィンターショーケースの一環として、ラスベガスでロングアイランド・ネッツと対戦する。

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