マーベリックスのルカ・ドンチッチが西決勝MVPに マジック・ジョンソン・トロフィーを獲得

2024-05-31
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(NBA Entertainment)

ダラス・マーベリックスがウェスタン・カンファレンスの上位4シードのうち3チームを沈め、NBAファイナル進出を果たした。優勝した2011年以来となるNBAファイナルだ。

球団にとっては3回目のNBAファイナルとなる。これまでは2006年と2011年にファイナルを戦った。対戦したのはいずれもマイアミ・ヒートだ。マーベリックスは2006年に敗れ、2011年に優勝した。どちらもチームをけん引していたのはダーク・ノビツキーだ。しかし今、マーベリックスには新たな欧州出身のスーパースターがいる。

NBAドラフト2018でマーベリックスから指名されて以降、ルカ・ドンチッチはリーグ最高級の選手としての立場を築いてきた。優勝リングを手にしたことやMVPを受賞したことはない。だが、NBAの顔のひとりとなっている。

バックコートには、NBAで13年のベテラン、カイリー・アービングが加わった。ドンチッチとアービングは、一緒に高いレベルでプレイできることを証明している。さらに、デレック・ライブリー二世やPJ・ワシントン、ダニエル・ギャフォードといった堅実なロールプレイヤーたちが脇を固め、マーベリックスはウェスタン・カンファレンス・ファイナルでミネソタ・ティンバーウルブズを下した。

NBAはウェスタン・カンファレンス・ファイナルのMVPにマジック・ジョンソン・トロフィーを授与している。

ウェスタン・カンファレンス・ファイナルMVPを受賞した選手は?

2024年のウェスタン・カンファレンス・ファイナルMVPに選ばれ、マジック・ジョンソン・トロフィーを獲得したのは、ドンチッチだ。25歳の彼は安定してマーベリックスのベストプレイヤーだった。

自身初のNBAファイナル進出を果たしたドンチッチは、西地区決勝MVPの投票で全9票を獲得している。

ドンチッチはウルブズとの第5戦で36得点、10リバウンドを記録した。36得点はアービングと並ぶ試合最多タイの数字だ。

ルカ・ドンチッチの西地区決勝のスタッツ

  得点 リバウンド アシスト スティール ブロック フィールドゴール成功率 3ポイントショット成功率 フリースロー成功率
ルカ・ドンチッチ 32.4 9.6 8.2 2.2 0.4 47.3% 43.4% 84.6

なぜ西地区決勝MVPは「マジック・ジョンソン・トロフィー」と呼ばれるのか?

NBAは近年、東西両カンファレンスのファイナルにおけるMVPを表彰するようになった。

そしてウェスタン・カンファレンス・ファイナルMVPには、マジック・ジョンソンの名がつけられている。ジョンソンはロサンゼルス・レイカーズで13年にわたってNBAを戦い、NBAファイナル進出9回、優勝5回を果たした。

一方、イースタン・カンファレンス・ファイナルMVPには、ボストン・セルティックスで優勝3回、NBAファイナル進出5回を達成したラリー・バードの名がつけられている。バードもNBAで13シーズンを戦い、1980年代にジョンソンとしのぎを削った。2024年のラリー・バード・トロフィーは、セルティックスのジェイレン・ブラウンに贈られている。

マジック・ジョンソン・トロフィーの歴代受賞者

選手 チーム
ステフィン・カリー ゴールデンステイト・ウォリアーズ 2022
ニコラ・ヨキッチ デンバー・ナゲッツ 2023
ルカ・ドンチッチ ダラス・マーベリックス 2024

原文:Who won Western Conference Finals MVP? Mavericks' Luka Doncic unanimous choice to win Magic Johnson Trophy(抄訳)
翻訳:坂東実藍