さあみなさん、ポップコーンを用意しよう。再びレブロン・ジェームズとステフィン・カリーの対決だ。
NBAプレイオフでこれまで4回対戦してきたスーパースターたちだが、今回のマッチアップは少し異なるだろう。これまではジェームズがまだイースタン・カンファレンスで戦っていたからだ。今の彼はウェスタン・カンファレンスのチームに在籍しており、初めてジェームズとカリーがNBAファイナルの前にプレイオフで対戦することとなる。
レギュラーシーズンのロサンゼルス・レイカーズとゴールデンステイト・ウォリアーズは浮き沈みがあった。だが、両チームとも正しいタイミングでピークに達した。新たな様相となったレイカーズは、プレイオフ・ファーストラウンドでメンフィス・グリズリーズを沈めている。一方のウォリアーズは、上位シードのサクラメント・キングスを相手に0勝2敗から逆転でラウンド突破を果たした。
このラウンドを突破すれば、次はウェスタン・カンファレンス・ファイナルだ。勝者はニコラ・ヨキッチを擁するデンバー・ナゲッツか、デビン・ブッカーとケビン・デュラントが所属するフェニックス・サンズのどちらかと対戦する。
勝ちあがるのは、レイカーズなのか、ウォリアーズなのか。『スポーティングニュース』が、5月2日(日本時間3日)から始まるウォリアーズとレイカーズによるプレイオフ・カンファレンス・セミファイナルの前に必要なすべてを紹介する。
ウォリアーズ対レイカーズ、2022-2023シーズンのレギュラーシーズン成績
レギュラーシーズンでの対戦は4試合のうち3試合をレイカーズが制した。各対戦の結果は以下のとおりだ。
- 2022年10月18日: ウォリアーズ 123-109 レイカーズ
- 2023年2月11日: レイカーズ 109-103 ウォリアーズ
- 2023年2月23日: レイカーズ 124-111 ウォリアーズ
- 2023年3月5日: レイカーズ 113-105 ウォリアーズ
レイカーズはジェームズが出場2試合だったにもかかわらず、ウォリアーズとのシリーズを制した。2月11日(同12日)の試合では、デニス・シュルーダーがチーム最多の26得点をあげ、レイカーズを勝利に導いている。3月5日(同6日)の対戦では、アンソニー・デイビスが39得点、8リバウンド、6アシストと支配した。
ジェームズ同様、カリーもレギュラーシーズンで対戦した4試合のうち2試合を欠場した。ベストパフォーマンスは、33得点、7アシスト、4スティールを記録し、ウォリアーズを勝利に導いたシーズン開幕戦だ。
ウォリアーズ対レイカーズの注目ポイント:再び大舞台でレブロン・ジェームズ対ステフィン・カリー
ほかに何を期待するというのか。
ともに30代後半であるにもかかわらず、ジェームズとカリーは今でもNBAで最高部類の選手であり、最大のスターたちだ。直近のスポーティングニュースのランキングで、ジェームズは8位。カリーはヨキッチ、ヤニス・アデトクンボに続く3位となっている。
今季が20年目のジェームズは、ケガで出場55試合にとどまった。だが、平均28.9得点、8.3リバウンド、6.8アシスト、再びオールNBA級のプレイを見せている。一方のカリーも出場60試合に満たなかったが、平均29.4得点、6.3アシスト、6.1リバウンドとキャリア有数の成績を残した。
しばらくの間、今季のカリーはNBA史上初となる満場一致でのMVP選出を果たしたシーズンに並ぶほどだった。
4シーズン連続でNBAファイナルでの顔合わせを経験している彼らには、多くの対戦の歴史がある。それでも、ジェームズとカリーの対戦となれば、当たり前のことはない。特に両者がいまだこのレベルでプレイしているならなおさらだ。
ただ、2018年以降、彼らが対戦したのは、18試合で8回だけだった。理由はご想像のとおり、ケガである。
レギュラーシーズンでのジェームズとカリーの対戦
スタッツ | ジェームズ | カリー |
勝利 | 10 | 10 |
平均得点 | 28.8 | 22.3 |
平均リバウンド | 9.0 | 4.2 |
平均アシスト | 6.3 | 6.5 |
FG成功率 | 51.2 | 45.5 |
3P成功率 | 36.1 | 39.1 |
FT成功率 | 68.4 | 92.4 |
この時点ですでにレガシィ(遺産)が確かなジェームズとカリーは、それぞれ優勝4回を経験してきた。再び優勝リングを獲得すれば、ジェームズはNBAの史上最高議論におけるマイケル・ジョーダンとの最大の差をひとつ縮めることになる。カリーはもうひとつリングを手にすれば、史上最高ポイントガード議論の最大の競争相手であるマジック・ジョンソンの優勝回数に並ぶ。
ウォリアーズ対レイカーズの予想
Leandro Fernandez: 第6戦でウォリアーズ勝利
Steph Noh: 第6戦でウォリアーズ勝利
Scott Rafferty: 第6戦でウォリアーズ勝利
Gilbert McGregor: 第6戦でウォリアーズ勝利
Carlan Gay: 第7戦でウォリアーズ勝利
Sergio Rabinal: 第6戦でレイカーズ勝利