ビクター・ウェンバンヤマがレブロンやカリーに並ぶ NBAで動画視聴回数が10億回を突破

2024-02-28
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(NBAE via Getty Images)

サンアントニオ・スパーズの新人ビクター・ウェンバンヤマは、ドラフト前からかつてないほど寄せられていた期待に応えている。だが、それだけではない。彼はそれを上回っている。

NBAでの1年目を始めてわずか4か月のウェンバンヤマだが、すでに最も魅力的な選手のひとりとなっている。20歳の彼はどの試合でも、NBAに旋風を巻き起こすようなハイライトシーンを少なくともひとつはつくり出している。その結果、ソーシャルメディアではすでに最も人気の選手のひとりとなっているのだ。

NBAは2月28日(日本時間29日)、2023-2024シーズン開幕からのNBAソーシャルメディアプラットフォームにおけるウェンバンヤマの動画視聴が10億回を超えたと公式に発表した。また、大みそかの試合でウェンバンヤマが見せたスペースジャムのようなダンクは、1億5300万回という最多視聴を記録しているという。

開幕から4か月で動画視聴回数が10億回超というのは、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ(13億かい)やゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリー(12億回)に次ぐ数字だ。

史上最高級の2選手しか達成していなかったところに、ウェンバンヤマはすでにたどり着いたのだ。

今季のスパーズは大きく苦しんでいる。だが、ウェンバンヤマのプレイと勝利への意欲は、遅かれ早かれスパーズが事態を好転させるという兆しだろう。そしてジェームズやカリーがそれぞれキャリアの晩年にあるなか、ウェンバンヤマの人気は彼がリーグの顔になるという兆しかもしれない。

NBAのソーシャルメディアチャンネルで人気なだけではなく、ウェンバンヤマはインスタグラムのフォロワー数が350万人を超えており、最近では母国フランスの高級ブランドであるルイ・ヴィトンのアンバサダーにも任命された。

ウェンバンヤマはコート外でアイコンとしての地位を確立しつつあり、コートの上では歴代最高級のキャリアとする種をまいている。

原文:Victor Wembanyama in LeBron James, Stephen Curry territory on NBA social channels with 1 billion video views(抄訳)
翻訳:坂東実藍