ストックトン・キングスが指揮官とGMに女性を採用 Gリーグ史上初の革新的人事

2023-06-21
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(NBAE via Getty Images)

サクラメント・キングス傘下のGリーグチームであるストックトン・キングスが、2023-2024シーズンに向けて革新的な人事を行った。

ストックトンは6月20日(日本時間21日)、リンジー・ハーディングを次期ヘッドコーチに、アンジャリ・ラナディーベをチームのゼネラルマネジャーに任命した。女性2人がGリーグの球団を率いるのは、Gリーグ史上初めてのことである。

2023-24シーズン、さらにその後もストックトン・キングスを率いる可能性のある女性たちを紹介しよう。

リンジー・ハーディング(ヘッドコーチ)

2023-24シーズンにストックトンのHCに就任するハーディングは、過去4シーズン、サクラメント・キングスで選手育成コーチを務めた。

ハーディングは選手としてもレジェンドであり、デューク大学で輝かしいキャリアを送った後、2007年のWNBAドラフト全体1位で指名を受けた。9シーズンにわたり、ミネソタ・リンクス、ワシントン・ミスティックス、アトランタ・ドリーム、ロサンゼルス・スパークス、ニューヨーク・リバティ、フェニックス・マーキュリーでプレイしている。

2016年、ハーディングは現役を引退してコーチの世界に入った。キングスのほかにもフィラデルフィア・76ersでも働いた経験があり、現在はメキシコ女子シニア・ナショナルチームを率いている。

サクラメント・キングスにおけるハーディングは、選手と心を通わせ、その成長を助ける能力が評価されている。ハーディングがストックトン・キングスのHC職に就いたことで、NBAチームを率いる初の女性になる可能性にも一歩近づいたといえる。

アンジャリ・ラナディーベ(ジェネラルマネジャー)

2022-23シーズンにアシスタントGMを務めたラナディーベは、2023-24シーズンからGMに昇格する。

昨シーズンのキングスは25勝7敗でGリーグのウェスタン・カンファレンス首位でシーズンを終えた。ストックトンは最終的にプレイオフのカンファレンス準決勝で惜しくも敗れた。

カリフォルニア大学バークレー校を卒業したラナディーベは、ゴールデンステイト・ウォリアーズで働いた経験もあり、動物救済と野生動物保護のための非営利団体を運営しているほか、シンガーソングライターとしてビルボードチャートにランクインしたこともある。

ラナディーベは、2022-23シーズンのGリーグ年間最優秀エグゼクティブ賞に選ばれたポール・ジョンソンの後継者となる。

原文:Who are Lindsey Harding and Anjali Ranadive? G League's Stockton Kings make history with coach, GM hires
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc