アメリカ初戦不出場が話題のジェイソン・テイタム スティーブ・カーHCが次戦で「出場」|パリ五輪2024

2024-07-30
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(NBA Entertainment)

アメリカが直面している長くてドラマチックな、最も物議を醸した問題は終わりを迎えた。

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男子バスケットボールのアメリカ代表を率いるスティーブ・カー・ヘッドコーチが、「(次戦で)ジェイソンは出る」と話したのだ。

ジェイソンとは、ジェイソン・テイタムのことだ。オールNBAファーストチームに選ばれ、NBAで優勝を果たしたものの、7月28日(日本時間29日)に行われたパリオリンピック2024のアメリカの初戦、セルビアとの一戦で出場機会がなかった選手である。

アメリカは31日(同8月1日)の次戦で南スーダンと対戦する。

ケガも病気もしていないテイタムを起用しないというカーHCの選択は議論を呼んだ。前例のないことではない。ベンチに座るだけだったアメリカ人選手はほかにもいた(セルビア戦ではタイリース・ハリバートンも出場していない)。だが、2024年のNBAで優勝したばかりのテイタムだけに特別なことだ。

カーHCは個人的なことではないと話している。テイタムも、少なくとも公には不満を表していない。それでも普通ではなく、テイタムのファンにとってはおそらく失礼なことだった。

指揮官は、強化試合をすべて欠場したケビン・デュラントに一定の出場時間を与えたかったと話している。そして、セルビア戦ではサイズがより重要と考えたのだ。デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチというスター選手に対し、カーHCは3人のセンターを起用している。

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状況に対してやや申し訳なさそうにしつつ、カーHCは12選手のチームでは誰かがベンチに座ることになるとも話した。

カーHCは「次の質問には答えない。彼が出場するかとか、誰が出ないかとかなんだろう」と述べている。

「しかし、我々は彼を必要とする。全員に受け入れてもらい、準備を整えておかせるのが、私の仕事の一部だ。経験上、クレイジーなことがあり得ると知っているからね」

カーHCは試合前に決断をテイタムに伝えた。テイタムは「うまく対処した」という。

アメリカが26点差でセルビアに勝利し、話題となったのはテイタムの不出場だった。

指揮官は、層の厚さと才能豊かなチームであることを考えれば、何かしらの犠牲を受け入れることが必要と述べている。

「12人のひとりとなり、国のために金メダルを目指そうとするんだ」

原文:Steve Kerr confirms Jayson Tatum 'will play' in Team USA's game vs. South Sudan(抄訳)
翻訳:坂東実藍