ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーをマークするのは、NBAで最もタフな守備のタスクかもしれない。カリーを抑えることの難しさを問われたロサンゼルス・レイカーズのオースティン・リーブスは、「正直地獄だよ」と答えている。
確かに、カリーとのマッチアップに勝つのは至難の業だ。しかし、彼がそのキャリアで苦しめられた選手たちもいる。
『Today』のアンカー、ウィリー・ガイストのインタビューで、カリーはこれまで対戦したディフェンダーから3人のベストを選出した。その答えは、おそらくみなさんを驚かせるものではない。
ステフィン・カリーが選んだトップ3のディフェンダー
最も厳しかった相手を問われると、カリーがは「3人のグループ」が思いつくと答えた。
カリーは「思いつくのは、コートに彼らがいた時だね」と述べている。
「ドリュー・ホリデー、トニー・アレン、そしてロン・アーテストだ」
ホリデーはオールディフェンシブチーム選出5回。直近では2022-2023シーズンにオールディフェンシブ・ファーストチームに選ばれている。ホリデーの守備力に敬意を払っているNBA選手は、カリーだけではない。
アレンはそのキャリアでオールディフェンシブチームに6回選ばれた。コービー・ブライアントが最も苦しめられた選手にアレンの名前をあげ、決してチームメイトにヘルプを頼まなかったと話したのは有名だ。
かつてロン・アーテストと知られたメッタ・サンディフォード・アーテストは、興味深いチョイスだ。彼の全盛期はカリーが成長した時期と重なっていないからである。それでも、2003-2004シーズンの年間最優秀守備選手賞を受賞した彼は、インパクトを残したようだ。
カリーは「彼とはあまり対戦したわけじゃない。でも、彼ほど強い手を持っている選手は今まで見たことがないんだ」と話した。
「彼の周囲でボールを持つと、手から叩き出されてしまうんだ」
▶楽天モバイルユーザーならNBA Rakutenベーシックパスが追加料金0円!
ステフィン・カリーが選ぶ自分以外の歴代最高シューター
一方、歴代最高シューターが誰かを議論するのは無意味だ。その称号を持つのは、カリーである。
そのため、ガイストから自分を外し、バスケットボールの歴史で2番目に優れたシューターが誰かを問われると、カリーは「レイ・アレンかな」と答えた。
「彼のフォームや技術を磨こうとする献身ぶりだね。彼はキャリアにおいてビッグショットをいくつか決めている」
アレンは引退した時に3ポイントショット成功数の最多記録を保持していたが、2021年12月にその記録を塗り替えたのがカリーだ。現在、カリーは通算3P成功数でアレンを417本上回っており、今でも極めてハイレベルなパフォーマンスを見せているだけに、その差はさらに開いていくだろう。