ステフィン・カリーにできないことはないのだろうか?
バスケットボールのコートの上でカリーが楽しませることができるのは、世界中のファンが知っている。だが、この2023年のオフシーズン、カリーは違う舞台でも楽しませることができる力を持つと示した。今回の彼の挑戦は、パラモアのコンサートでステージのセンターに立つことだ。
北米で「This Is Why」ツアー中のパラモアは8月7日(日本時間8日)、サンフランシスコのチェイス・センターでコンサートを行った。そしてグラミー賞受賞バンドが観客のカリーをステージに歓迎し、NBAのシーズン中に毎晩のようにカリーが熱狂させている地元の人々を楽しませたのだ。
2007年のヒット曲『Misery Business』のパフォーマンスでは、リードシンガーのヘイリー・ウィリアムズにうながされてカリーが歌う場面も。チェイス・センターの観衆が沸いたのは言うまでもない。
カリーにとって、エンターテインメントビジネスは新しいことではない。
今オフシーズンは『Apple TV+』のオリジナルドキュメンタリー『Underrated』も公開された。デイビッドソン大学での日々とNBAへの道のりにおけるインパクトを記録したものだ。
ニューヨークでは、ブルックリン・ネッツの本拠地バークレイズ・センターでドレイクがパフォーマンスした際に家族と登場する場面もあった。パラモアのステージに立つ数日前には、Tobe Nwigweの『Lil Fish, Big Pond』でラップを披露している。
カリーがバスケットボールのコートで記録を更新し、勝利を収める姿を見てきた。コートの外では、ゴルフの大会で活躍し、エンターテインメント業界のあらゆるところに登場するのを目にしてきた。今回のパラモアとの共演もその一例だ。
おそらく、カリーにできないことはあまりない。ボーカルに関しては、少しトレーニングが必要かもしれないが。