NBAファイナルにおけるステフィン・カリーのチームメイト・トップ10

2022-06-17
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ゴールデンステイト・ウォリアーズのスターのステフィン・カリーは、長年にわたってNBAファイナルで素晴らしいチームメイトとプレイしてきた。

史上最高のシューターである彼が、今シーズンまでファイナルMVPを受賞していなかったのには理由がある。ケビン・デュラントやクレイ・トンプソンといったビッグネームが揃っていたこともそうだが、ウォリアーズファンはアンドリュー・ボーガットやケボン・ルーニーのようなロールプレイヤーのことも称賛しているのだ。

アンドレ・イグダーラの2015年のNBAファイナルでの活躍は(様々な理由で)歴史に刻まれているし、ドレイモンド・グリーンもスティーブ・カー(ヘッドコーチ)のラインアップの主軸となっている。

では、カリーのチームメイトの誰が一番なのか? 1位から順番に見ていこう。

1. ケビン・デュラント

これには異論はないだろう。

2016年の夏にやってきたとき、デュラントはすでに地球上のトッププレイヤーの1人で、履歴書に欠けていたのは優勝だけだった。2016年のNBAファイナルで3勝1敗とクリーブランド・キャバリアーズをリードしながら優勝を逃したウォリアーズは、リーグ最高のチームとしての栄冠を取り戻そうとしていた。

ウォリアーズは2017年にキャバリアーズを5試合で下し、タイトルを獲得した後、2018年には4試合で決着をつけて優勝を果たした。カリーが2022年のNBAファイナルまでファイナルMVPを受賞できなかったのは、ファイナルで別次元の活躍を見せたデュラントの存在が大きい。

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2. クレイ・トンプソン

トンプソンとカリーには特別な絆がある。彼らは10年以上一緒にプレイし、4つのチャンピオンシップを獲得した。多くの浮き沈みをともに乗り越えてきたのだ。

トンプソンはNBAファイナルでの通算32試合(!)で、平均18.7得点、3.8リバウンド、1.9アシストを記録し、その大部分において明らかにNo.2オプションとなっている。トンプソンのファイナルの自己最多記録は、2016年の第5戦で6本の3ポイントショット成功を含む37得点という大量得点をマークしたときだ。

さらに、トンプソンのディフェンス力の高さも見逃せない。全盛期にはリーグ最高の攻守に優れるガードの1人だった。

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3. ドレイモンド・グリーン

グリーンの場合、厳密には数字が重要なのではない。NBAファイナルでの通算32試合で、平均11.5得点、9.0リバウンド、6.6アシストという記録はみすぼらしいものではないが、モンスターとなった彼がコート上にもたらすのは数字では表せないものなのだ。

グリーンのゲームは派手ではないが、きっちりと仕事を成し遂げる。

2016年にチームが優勝を逃したのはグリーンが原因だと言う人もいるかもしれないが、彼なしでは1度も優勝はできていないことはほぼ確実だ。

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4. アンドレ・イグダーラ 

さて、ここからが面白くなるところだ。このリストの最初の3人は想定通りだが、4位と5位は議論を巻き起こす可能性がある。

4位は、アンドリュー・ウィギンズを抑えてイグダーラが選ばれた。彼のプレイはウォリアーズの初タイトル獲得に貢献しただけでなく、彼はファイナルMVPも獲得した(それが彼にふさわしいものだったのかどうかは完全に別の話だ)。

イグダーラはあのシリーズで、優勝を決めた第6戦での25得点を含め、平均16.3得点、5.8リバウンド、4.0アシスト、1.3スティールを記録し、キャバリアーズにとって攻守において手強い選手だった。

5. アンドリュー・ウィギンズ 

2021年10月の時点で、ウィギンズがオールスターに選ばれ、ウォリアーズにとって重要なファイナルの試合を勝利に導き、優勝チームの2番手の選手になると、あなたが誰かに提案したとしたら...。

あなたは笑いものにされて部屋から追い出されていたことだろう。しかし、今それは現実となった。

スティーブ・カーHCの指揮の下、ウィギンズは優秀なツーウェイプレイヤー(攻守に優れる選手)に変身し、自分のプレイで試合に影響を与えられるようになった。今回のファイナル第4戦では、17得点、16リバウンドを記録し、その後、さらに26得点、13リバウンドの大活躍を見せ、チームに3勝2敗のリードをもたらしている。

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6. アンドリュー・ボーガット

確かにボーガットは、2015年にイグダーラに代わってスターティングラインナップから外れたが、彼がウォリアーズに与えたインパクトを軽視してはいけない。彼のディフェンスのセンスと優秀なパスのスキルは、カーHCが導入したかったシステムにとって不可欠だった。

7. ショーン・リビングストン

リビングストンも、チームにとっての価値という点で軽視されていた選手だ。彼はウォリアーズにその安定した影響力をもたらし、カーHCにとって信頼できるローテーションプレイヤーとなった。リビングストンは、2016年のファイナル第1戦でポストシーズン自己最多となる20得点を記録している。

8. ジャベール・マギー

ウィギンズと同じく、マギーはウォリアーズでキャリアを輝かせた選手で、2016-17シーズンと2017-18シーズンにリングを獲得した。2018年のシリーズでは、マギーは最後の3試合でスタメンに投入されて4試合で平均8得点をあげている。

9. ハリソン・バーンズ

バーンズはNBAファイナル13試合で、平均9.1得点、5.1リバウンド、1.2アシストを記録。2016年のファイナルでは苦戦したが、ウォリアーズの2015年のタイトル獲得では重要な役割を果たした。

10. ケボン・ルーニー

ルーニーはレギュラーのローテーションプレイヤーになって以来、ウォリアーズに重要な出場時間を提供してきた。あの2018年のファイナルのシリーズではマギーに取って代わられたかもしれないが、2022年のファイナルを通じて自身の価値を示している。

原文:Ranking Stephen Curry's top 10 NBA Finals teammates: Where do Kevin Durant, Andrew Wiggins land on list?
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc

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