最高齢の元NBA選手だったボンナイダ氏が101歳で死去

スタン・“ホワイティー”・ボンナイダが、101歳で亡くなった。

ボンナイダは最高齢の元NBA選手だったというだけでなく、元NBA選手で初めて100歳まで存命だった人物だ。100歳になった2022年6月19日（日本時間20日）、全米バスケットボール引退選手協会からの証明書を受け取っている。

6フィート1インチ（約185センチ）のスイングマンだったボンナイダは、1947年にNBLのトライシティーズ・ブラックホークスに入団。NBLのオールルーキーチームに選出された。

プロ2年目のシーズン終了後、1949年8月にNBLとBAAが合併。ボンナイダはブラックホークスとボルティモア・ブレッツで「公式」にNBAシーズンを戦った。59試合に出場し、平均5.3得点、2.45アシストを記録。1950年1月に目を負傷し、バスケットボール選手としてのキャリアを終えた。

1949年10月29日（同30日）には、合併後初のNBAの試合となったブラックホークス対デンバー・ナゲッツの一戦で、ボンナイダは14得点をあげている。

ブラックホークスでボンナイダを指導したのは、レッド・アワーバックだ。トライシティーズ・ブラックホークスはその後、ミルウォーキー、セントルイス、アトランタに移転。現在のアトランタ・ホークスだ。

25歳でルーキーだったのは、ペンシルベニアステイト大学の1年生を終えてから、ボンナイダが陸軍に入隊し、第二次世界大戦や戦後のパラシュート部隊に属したからだ。バルジの戦いではドイツ軍の戦線の背後にパラシュートで降下した。

NBLとNBAでの選手生活後、故郷に戻ったボンナイダは、ペンシルベニア州ランカスター郡のエリザベスタウン大学で3シーズンにわたって指導者を務め、その後は広告営業やバーテンダーの仕事もした。

ボンナイダはセミプロ、そして娯楽として、60代でもバスケットボールをプレイし続けたという。