ワシントン・ウィザーズの八村塁が12月29日(現地28日)に本拠地キャピタル・ワン・アリーナ(ワシントンDC)で行われたフェニックス・サンズ戦後にメディアの取材に応じた。
この試合で八村は27分42秒間のプレイで3ポイントショット2本1本成功を含むフィールドゴール13本中11本成功(84.6%)、フリースロー8本中7本成功の30得点(自己最多タイ)を記録し、127-102と快勝したウィザーズに大きく貢献した。
以下、八村の試合後の一問一答(前半は日本語での質疑応答、後半は英語での質疑応答の翻訳。質問は要約)。
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チームから必要とされていたので、今日は最初から積極的にいけました
(日本メディアに日本語で対応)
――自己最多に並ぶ30得点で勝利に貢献した。
八村:今日は最初から、オフェンスでもディフェンスの部分でもいけたんじゃないかなと思うので良かったですね。
――エースのビール不在の状況。いつも以上に積極的にという思いはあったのか。
八村:ブラッド(ブラッドリー・ビール)がケガしてしまって、チームから僕が必要とされていたので、今日は最初から積極的にいけました。
――1点差に迫られた第3クォーター終盤、バスケットカウントでアンドワンを得たプレイが大きかった。
八村:思い切ってプレイすることを意識しています。そのなかでそういう流れを変えれるようなプレイができて良かったんじゃないかなと思います。
――そのプレイでチームが判定にチャレンジした際、自身でも激しくアピールしていた。
八村:(ディフェンダーが)たぶん動いていましたし、ラインも踏んでたと思いました。ベンチがビデオを見ていたので、審判に話して時間を稼いでました。
――キャリアハイという数字は。
八村:まあまあまあ、キャリアハイタイなので。30得点は何回かあげているので、これからももっと積極的にやっていきたいと思います。
みんながボールをシェアできていたのも良かった
(地元メディアに英語で対応)
――キャリア最高級のゲームだった。何がうまくいったのか。
八村:攻守両面でアグレッシブでいようとしたんです。ブラッド(ビール)が欠場したので、オフェンス面で僕が積極的にいき、得点しなければいけないのはわかっていました。より効率的であろうともしましたし、今日はみんながボールをシェアできていたのも良かったと思います。
――全員が健康を取り戻し、控えメンバーは強みになるか。
八村:このチームには良い選手がたくさんいて、特にベンチの選手たちも得点できます。ボールをシェアし続け、アグレッシブでいることが鍵になるでしょう。
――得点の公式記録が何度か変わり、みんなが混乱した。
八村:僕も混乱しました(笑)。28得点だと思っていたら、誰かに30得点だと言われ、(ロッカーに)戻るまで信じられませんでした。
――ベンチからのスコアラーという役割にどう適応しているのか。
八村:キャリアのほとんどでスターターだったので、少し違いがありますが、別に構わないですよ。良い選手がたくさんいますし、コーチが決めること。自分の役割をこなし続けるだけです。
――デロン・ライトのベンチからの貢献をどう見るか。
八村:素晴らしいですね。彼と一緒にプレイするのは大好きです。良いディフェンスをして、スティールを決め、ボールをシェアしてくれます。このリーグで10年もプレイしてきたベテランですし、彼と一緒にプレイするのが好きなんです。
取材・一問一答構成:杉浦大介
ウィザーズは次戦、31日午前9時(現地30日)にフロリダ州オーランドのアムウェイ・センターでオーランド・マジックと対戦する。