ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が、4月29日(現地28日)にホームのクリプトドットコム・アリーナで行われたメンフィス・グリズリーズとのファーストラウンド第6戦後にメディアの取材に応じた。
この試合で八村は、21分49秒間のプレイで3ポイントショット2本試投を含むフィールドゴール5本中3本成功の6得点、4リバウンド、1スティール、1ブロックを記録。レイカーズは125-85で勝利し、シリーズ突破を決めた。
以下、八村の試合後の一問一答(日本語での質疑応答。質問は要約)。
僕がコート上にいることが大事だということを言われました
──シリーズ勝利について。
八村:今日しっかりと勝てて、このあいだ、メンフィスで勝つところだったんですけれど、そのとき勝てなくて、でも今回こうやって勝てて良かったですね。
──第5戦に負けてから今日までの間に、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスからチームにどんなメッセージが伝えられたか。
八村:これはシリーズだからと。負けることもあるし。相手は第2シードで、そういうチームと対戦しているということは忘れないでと。そのなかでしっかりと勝っていくっていうことが大事だということを話したので。そこは今日、しっかりできたんじゃないかなと思います。
──シリーズの自分のプレイを振り返って。
八村:最初良い感じで入れて、やはりシリーズ制なので、そこから相手もしっかりと僕のことを抑えるようにやってきた。そういうなかで他のチームメイトが、もっとオープンになったりすることができると思いました。チームでも、僕がコート上にいることが大事だということを言われました。
得点が取れなくても、チームにそうやってオフェンスでの脅威がいることによってスペーシングがよくなるってことで。そういうところを話されたので、そういうところはこのシリーズ、チームとしてもよくできたんじゃないかなと思います。
──自信を深めるようなシリーズになっていますか?
八村:そうですね。プレイオフも(ウィザーズ時代に)1回出てますけれど、こうやって、しっかりとしたプレイオフは出たことがなかったので。本当に優勝を狙えるようなチームの中でいれて、僕としてもすごい嬉しいです。これからまだまだなので、これからもしっかり身体をケアして、次のラウンドに臨みたいなと思います。
──今日も、チームで最初からガンガンいくという感じだった?
八村:そうですね。もうそういう感じでいっていました。
──会場のレイカーズファンの雰囲気。
八村:すごい良いですね、はい、僕はすごい好きです。
ディフェンスのところでも活躍できているんじゃないかなと思う
──レイカーズに来てから、このプレイオフを通しての自分のディフェンスの面での成長。
八村:ディフェンスのところでもやっぱり、活躍できているんじゃないかなと思う。そういうところで、コーチ陣からも、もっとプレイタイムをもらってると思うので、そこはしっかりと意識してやっていきたいなと思います。
──ブロックする場面も増えているのは、タイミングの合わせ方がわかってきた?
八村:そうですね、はい。
──初めてプレイオフシリーズを突破したことについて。
八村:嬉しいですね。長いシリーズなので、しっかりと気を抜かないでやっていきたいなと思います。
──次の対戦相手(キングスまたはウォリアーズ)はどちらが良いというのがあるか?
八村:そこは気にしないですね。どっちにしろ、誰かを倒さなきゃいけないので。
──もしキングスだったら、ゴンザガ大の同窓で、交流があるドマンタス・サボニスが相手になるが。
八村:そうですね。彼みたいに、NBA入る前に色々教えてくれた選手と、こうやって大きな舞台で戦えるっていうことは良いと思いますね。
取材・一問一答構成:宮地陽子