ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が2月1日(現地1月31日)に敵地のマディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク州ニューヨーク)で行われたニューヨーク・ニックス戦後にメディアの取材に応じた。
この試合で八村は、40分25秒間のプレイで3ポイントショット4本中2本成功を含むフィールドゴール12本中8本成功、フリースロー2本中1本成功の19得点を記録し、129-123の勝利に貢献。
以下、八村の試合後の一問一答。
※前半は英語、後半は日本語での質疑応答。英語部分は翻訳、質問は要約。
スターターの方が慣れているので、プレイの準備はできていました
――今夜のスタメン出場はいつ知ったのか。
八村:試合直前です。それまで知りませんでした。「OK、さあやろう(Let’s get it)」といった感じでした(笑)。NBAでのキャリアの1〜2年目はほとんどスターターだったから、新しいことは何もありません。スターターの方が慣れているので、クレイジーなことは何もなく、プレイの準備はできていました。ベンチ登場でも、スターターでも、アグレッシブでいようと努めました。今日は攻守両面でそれができたんです。
――オーバータイム途中、ブロックショットで一度はゴールテンディングが告げられたが、リプレイで判定がブロックに変更になった。
八村:ブロックだとわかっていましたよ。ただ、際どかったので、レビューにすごく長い時間がかかりました。だから少しナーバスになりましたが、ゴールテンディングではないことはわかっていました。良いブロックでした。
――レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスと一緒のスタメン出場は。
八村:彼らと一緒のプレイは大好きです。これまでも言ってきた通り、彼らはディフェンスの注意を惹きつけてくれます。トランジションでも、ハーフコートでも、多くのイージールックに恵まれます。だから彼とのプレイは大好きなんです。
※以下、日本語での質疑応答。
今シーズンでは僕が一番、自分のゲームができた試合
――一緒にプレイして感じるレブロンの凄さは。
八村:彼は得点力はもちろんあると思うんですけど、パスの能力も凄い。ラス(ラッセル・ウェストブルック)もそうですけど、そういう選手と一緒にやることで、僕の持ち味がもっと出てくると思います。今日はそういう意味で良い試合だったんじゃないかなと思います。
――プレイ時間はシーズン最長だったが、今季ベストゲームの1つか。
八村:絶対そうですね。今シーズンでは僕が一番、自分のゲームができた試合でした。オフェンス、ディフェンス、そしてリバウンドの部分でも、チャンピオンシップ(を狙う)のチームでこういう結果が出せたっていうのはすごく良いこと。ずっと続けていきたいと思います。
――チーム内のコミュニケーションは円滑に見えたが、慣れはどうか。
八村:選手、コーチ、スタッフのみんなもすごく優しいですし、僕もコミュニケーションがし易いので良いですね。
――セルティックス戦、ネッツ戦、ニックス戦と、レイカーズへの声援はアウェイでも常に大きいように感じられるが。
八村:ウィザーズの時もレイカーズが来るといつもレイカーズのファンの方が多かったです。テレビでも全米中継でいつもやっているところはウィザーズとはまた違うので、試合に集中できるのは良いと思います。
――シーズン中の移籍は様々な意味で大変だが、アジャストメントで難しいのは。
八村:正直言って今のところあまりないですね。僕の感覚だと遠征に来ている感じで、そのままホテルに住んでいるので。チームのシステムも結構最初の方は不安だったんですけど、すごくイージーにやってくれて、僕のプレイもすぐ出してくれたりしているので、やり易いですね。
――今後、何を成し遂げていきたいか。
八村:今日の試合が終わったあともプレイオフを目指そうと話したんです。このチームは絶対、チャンピオンシップ(優勝が狙えるレベル)のチームだと思うので、その一員として頑張っていきたいなと思います。
取材・一問一答構成:杉浦大介
レイカーズは次戦、2月3日午前9時(現地2日)にインディアナ州インディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスでインディアナ・ペイサーズと対戦する。