八村塁「僕はああいうビッグショットを放つのを恐れることはありません」|クリッパーズ戦後一問一答(2月29日/現地28日)

2024-02-29
読了時間 約2分
(NBA Entertainment)

ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が、2月29日(現地28日)にクリプトドットコム・アリーナで行われたLA対決となるロサンゼルス・クリッパーズ戦後にメディアの取材に応じた。

この試合で先発出場した八村は、29分27秒間のプレイで17得点、2リバウンド、1スティールをマーク。試合はレイカーズが116-112で勝利している。

以下、八村の試合後の一問一答(前半は英語、後半は日本語での質疑応答。質問は要約)。


チームワークで得た素晴らしい勝利

──試合について。

八村:第4クォーターの頭までチームとして全くリズムに乗れなかったんです。でも、第4Q頭に出ていた5人、ブロン(レブロン・ジェームズ)、ジャックス(ジャクソン・ヘイズ)、TP(トーリアン・プリンス)、キャム(・レディッシュ)、ディーロー(ディアンジェロ・ラッセル)が良い仕事をしてくれました。

ハッスルプレイとディフェンスが全てでした。走るプレイはその前からできていた。もちろんブロンが爆発したのもありますが、これはチームワークで得た勝利だったと思います。素晴らしい勝利でした。

──個人的にどんな経験だったか。

八村:僕らはまったく諦めていませんでした。20点だか30点差ぐらい(実際は最大21点差)で負けていたけれど、追い付けると思っていました。力を合わせてプレイしました。

さっきも言ったように、第4Qの頭に出ていた5人の選手が良い活躍をして、ディフェンスから流れを作ってくれました。第4Qの最後の5分ぐらいで僕が出たときには、すでに良い流れになっていました。チームで得た素晴らしい勝利でした。

──チームとしてショットがあまり決まっていなかったき、どんなことを考えていたか。

八村:諦めないということだけ考えていました。20~30点差で負けていても諦めることなく、競う姿勢でやっていました。そのおかげで追い上げることができました。

クリッパーズも少し気を抜いてしまったのだと思います。僕らはお互いを信頼し、力を合わせて戦っていました。前の試合、フェニックス(・サンズ)相手に厳しい試合をした後だったので、この勝利が必要でした。勝つことができて良かったです。

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僕はああいうビッグショットを放つのを恐れることはありません

──レブロンのショットがあれだけ好調ななかで、傍観者となることなく、集中してビッグショットを放ち、決めることができたことについて。

八村:あれだけショットが決まっていたので、彼らが(レブロンを)ダブルチームしてくることはわかっていました。だから、試合に出たときにはシュートする心構えができていました。アグレッシブに攻め、シュートすることがチームから求められていることなので。

第1Qにシュートするのを躊躇してしまったことがあって、そのときにも、ブロンやAD(デイビス)から、シュートし続けるように言われていたんです。それに、僕はああいうビッグショットを放つのを恐れることはありません。僕にとって簡単なショットなので。彼(レブロン)はいつも正しいプレイをするので、パスが来るのもわかっていました。1本目は外してしまいましたが、すぐに次のパスが来て、そのときもシュートを打つ心構えができていました。

──3ポイントの後のレイアップについて。

八村:ディフェンスが激しくクローズアウトしてきたので、ドライブしてレイアップを決めました。やりたいことができました。

(NBA Entertainment)

以下、日本語。

──第4Qにチームが勢いに乗っているところに途中から入り、同じレベルのモチベーションを保つことができたことについて。

八村:ベンチにいても、ずっとゲームに(集中し)、しっかりとフォーカスが抜けないようにチームの応援をしたり、レブロンが盛り上がっているときも自分も盛り上がったりとか、そういうチームの流れにベンチにいても乗っていくっていうのが大事じゃないかなと思います。

──ディフェンス面ではカワイ・レナードからジェームズ・ハーデンまで守っていたが、どんなことにフォーカスしていたか。

八村:最初から僕に(レナードのマークを)任されていたので、そこでは良い出だしができたんじゃないかなと思うんですけれど、僕としても少し甘いところがあったので、そこはまたフィルムを見て直せたらいいなと思います。

取材・一問一答構成:宮地陽子


レイカーズは次戦、3月1日午後12時30分(現地2月29日)にクリプトドットコム・アリーナでワシントン・ウィザーズと対戦する。