ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が、プレイオフモードに入っている。
4月17日(日本時間18日)、メンフィス・グリズリーズとのウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第1戦で、八村はベンチスタートから3ポイントショット5本成功を含む29得点をあげ、勝利に貢献した。そして19日(同20日)の第2戦も、八村は第1クォーターに途中出場すると、最初の2本のショットで5得点をマークする。
レイカーズは10点差で試合に敗れた。だが、八村は3P4本中2本成功を含むフィールドゴール12本中7本成功で20得点を記録している。
NBAプレイオフ2023開幕から2試合、八村は平均24.5得点、FG成功率69.2%、3P成功率70.0%という数字を記録した。見事な数字だが、さらに印象的なのは、これによって八村が偉人たちの仲間入りをしたことだ。
レイカーズの選手がプレイオフで2試合続けて途中出場から20得点超をあげたのは、27年ぶりのことだった。前回この記録を達成したのは、殿堂入りしているマジック・ジョンソンだ。1996年、ヒューストン・ロケッツとのファーストラウンド最初の2試合で、20得点、26得点をあげている。
ポストシーズンを迎えるにあたり、『スポーティングニュース』のステフ・ノウ記者は、八村がレイカーズにとって「Xファクター」になり得ると伝えていた。
攻守両面における存在感は、まさしくそのとおりであり、それ以上でもある。
マジック以来となるレイカーズの記録を達成しただけではない。八村はこの第2戦で自身にとって1年以上ぶりとなる2試合連続20得点を成し遂げた。前回、八村が2戦連続で20得点超を挙げたのは、2022年4月8日(同9日)と10日(同11日)のことだ。
レイカーズはグリズリーズとの第2戦を落とし、シリーズ2連勝スタートを切ることができなかった。だが、1勝1敗のシリーズタイとしたことで、ホームコートのアドバンテージを手にしている
シリーズが進んでいく中で、レイカーズは八村がこのプレイオフ序盤のように活躍することを必要としていくだろう。レイカーズがアップセットを演じられるかは、八村のプレイに大きくかかっている。
原文:Rui Hachimura joins Magic Johnson in Lakers' record book with playoff performances vs. Grizzlies(抄訳)