複数の報道によると、ダラス・マーベリックスがゴールデンステイト・ウォリアーズとのサイン&トレードを完了させ、オールスター5度選出のガードのクレイ・トンプソンを獲得したようだ。
マブスはクレイ・トンプソンと3年総額5000万ドル(約80億円/1ドル=161円換算)の契約で合意し、ウォリアーズはトンプソンと引き換えにドラフト2巡目指名権2つを、シャーロット・ホーネッツはシューティングガードのジョシュ・グリーンを獲得すると報じられている。
トンプソンは、2015年、2017年、2018年、2022年に優勝し、2016年と2019年にもNBAファイナルに進出したウォリアーズの王朝の重要な一員だった。
2023-2024シーズン、トンプソンは1試合平均17.9得点、3.3リバウンド、2.3アシスト、フィールドゴール成功率43.2%、3ポイントショット成功率38.7%を記録。トンプソンが70試合以上出場して平均20得点を記録できなかったのは2013-2014シーズン(18.4得点)以来となる。
ウォリアーズは声明で次のように述べている。
「クレイ・トンプソンはウォリアーズに在籍した13年間で信じられないほどの伝説的な貢献をしたと言っても過言ではありません。クレイのレガシーはこれからも永遠に生き続けます。我々はチェイス・センターで彼の背番号11番を永久欠番にできる日を心待ちにしています」
マブスは2024年のプレイオフで、ルカ・ドンチッチとカイリー・アービングという強力なバックコートを擁して2011年以来のNBAファイナルに進出した。
マブスのポストシーズンでの成功の大部分は3Pのおかげであり、特にウェスタンカン・ファレンスのプレイオフでは、アービングやPJ・ワシントン、デリック・ジョーンズJr.、マキシ・クリーバーといったロールプレイヤーの活躍が際立った。しかし、プレイオフ全体では成功率36%だった3Pが、ボストン・セルティックスとのシリーズでは成功率31.6%まで低下している。
マブスは、リム、ミッドレンジ、3Pで得点できるシューティングガードのトンプソンを加えることで、チームのオフェンススキームを多様化したい考えだ。
一方、2012年以来初めてベンチに下げられたトンプソンにとって、ウォリアーズでの昨季は苦しいシーズンだった。スティーブ・カーHCは、10シードのウォリアーズがプレイイン・トーナメントを勝ち抜き、プレイオフに進出できることを期待していたが、サクラメント・キングス戦で118-94で敗れ、敗退が決まった。
そのキングス戦で34歳のトンプソンはショット10本すべてを外し、1億9000万ドル近い5年契約が満了した7月にフリーエージェントとなった。
トンプソンはひざとアキレス腱の致命的な負傷で2019-20シーズンと2020-21シーズンの2シーズンを全休した後、以前のレベルを取り戻すのに苦労している。2022年には復帰し、ウォリアーズの4度目の優勝に貢献したが、今季は長い間苦しんだ。
トンプソンのレギュラーシーズンでの3P成功数2481本はNBA史上6番目、プレイオフでの成功数501本はステフィン・カリーを除いて誰よりも多い。
原文:Reports: Mavs complete sign-and-trade deal for Klay Thompson(抄訳)
翻訳:YOKO B