5月18日(日本時間19日)にテキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われたウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第6戦、ダラス・マーベリックス対オクラホマシティ・サンダーの一戦は、ルカ・ドンチッチが29得点、10リバウンド、10アシストの活躍で、マーベリックスがサンダーに117-116で勝利し、カンファレンス・ファイナル進出を決めた。
第1クォーター序盤からマーベリックスはサンダーにリードを許す展開に。第2Q中盤には、サンダーに11点差に広げられるも、連続10得点を含む15-2のランで、マーベリックスが一時逆転に成功する。しかし、サンダーに再びリードを奪われると、第2Q終了までに6-24のランを許し、マーベリックスは前半ここまでの最大点差となる16点ビハインドで前半を終える。
第3Qもサンダーペースで試合は進み、マーベリックスはこの試合最大の17点リードを許す。マーベリックスも猛攻を仕掛け、4点差まで詰めるも、なかなか追いつくことができず。
第3Q残り1分47秒、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーに3ポイントショットを許し、再び二桁点差に。同Q終了間際にデリック・ジョーンズJr.が3Pショットを決め、マーベリックスが83-90と7点差で最終Qを迎える。
第4Qは両者譲らず、一進一退の攻防が繰り広げられるも、マーベリックスが連続7得点でついに第2Q以来の同点に追いつく。そして、試合残り3分39秒、ドンチッチのジャンプショット成功で107-105と逆転する。しかし、サンダーもすぐさまジェイレン・ウィリアムズの3Pショットで再逆転と、お互い主導権を握らせず。
残り0分27秒、マーベリックスが115-114と1点リードの場面で、チェット・ホルムグレンにアリウープを決められ、サンダーに逆転を許す。しかし、マーベリックスはラストポゼッションでPJ・ワシントンが3Pショットのファウルを獲得。ここでサンダーがチャレンジをするも、失敗し最後のタイムアウトも失った。
ワシントンは最初のフリースロー2本を成功させ、マーベリックスが逆転。最後の1本はわざと外し、そのまま試合終了。マーベリックスがサンダーを117-116で下し、カンファレンス・ファイナルへ駒を進めた。
マーベリックスは、ドンチッチが29得点、10リバウンド、10アシスト、2スティールのトリプルダブルを記録し、チームを勝利に導いた。他にも、カイリー・アービングが22得点、2リバウンド、3アシスト、ジョーンズJr.が22得点(3P6本中4本成功)、デレック・ライブリー二世が12得点、15リバウンドを記録した。
一方、シリーズ敗退となったサンダーは、ギルジャス・アレクサンダーがゲーム最多36得点、3リバウンド、8アシストと圧巻のパフォーマンスを披露するも、あと一歩及ばなかった。他にも、ジェイレン・ウィリアムズが22得点、9リバウンド、8アシスト、ホルムグレンが21得点、3リバウンド、2スティールを記録した。
マーベリックスはカンファレンス・ファイナルでデンバー・ナゲッツ対ミネソタ・ティンバーウルブズの勝者と対戦。ナゲッツとウルブズのシリーズは3勝3敗で第7戦までもつれている。第7戦は5月19日(同20日)に行われる。