八村塁の可能性も? NBAの2024-2025シーズン中のトレード候補ランキング

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2024-10-21
読了時間 約3分
Rui Hachimura Los Angeles Lakers

NBAをこれほど楽しいリーグにしている理由のひとつは、シーズン中のトレードだ。

シーズン中のどこかの時点で、ほぼすべての選手の名前が話題に上がる。すぐに打ち消されるような話もあれば、関係する全員にとって理にかなうがゆえに、より魅力的となる取引もある。

キャップスペースやラグジュアリータックス(ぜいたく税)の状況、チームのニーズやうわさなどを含め、NBAの全体像を見てみると、一部の選手はシーズン中のトレードの有力候補となる。

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ここでは、2025年のトレードデッドライン(トレード期限)までの移籍が最も理にかなうような選手たちを取り上げた。可能性が高い順番としている。

(NBAE via Getty Images)

NBA 2024-2025シーズン中のトレード候補ランキング

1.ブランドン・イングラム

ニューオーリンズ・ペリカンズは球団の歴史でラグジュアリータックスを支払ったことがない。そのペリカンズが、今季を迎えるにあたって基準額まで160万ドル(約2億4000万円/1ドル=150円換算)という状況だ。それは、2月までに99.9%の確率でトレードが行われることを意味する。

そして、その候補となり得るのがイングラムだ。

ペリカンズはセンターの強化を強く必要としている。そのため、ビッグマンの層を厚くし、少しサラリーカットをするためのトレードがいずれ実現するかもしれない。

2. ザック・ラビーン

シカゴ・ブルズには彼の移籍に資産を加えるつもりがないようだ。そのため、ラビーンは健康を保つことができ、今季の年俸4300万ドル(約64億5000万円)に値することを証明する必要がある。

今季トップ10プロテクトの指名権を維持しようとするはずのブルズにおいて、ラビーンはあまり理にかなわない存在だ。サラリーをつり合わせるために、3ポイントショットやショットクリエイトの強化を必要とし、優勝を競うようなチームに放出されるかもしれない。

3. ディアンジェロ・ラッセル | 4. 八村塁

ロサンゼルス・レイカーズにはこのオフシーズンにあまり多くをする機会がなかった。ラッセルが予想外に1870万ドル(約28億500万円)のプレイヤーオプションを行使したことも一因だ。そのラッセルは契約満了を迎えることで、チームをアップグレードさせるための最も簡単な選択肢となる。

一方、これから2シーズンのサラリーが3530万ドル(約52億9500万円)の八村も別の選択肢となり得る。ビッグネーム獲得のために、ラッセルと組み合わせてのトレードとなるかもしれない。

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アンソニー・デイビスとレブロン・ジェームズは、まだ十分にやれる力があることをオリンピックで証明した。それを考えれば、ラッセルか八村のどちらか、あるいは両選手の移籍を実現させるべきかもしれない。現在のレイカーズのロスターは、真の優勝候補の一角と分類されるほどではなく、両スターに助けが必要だ。

NBA Entertainment

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5. ロバート・ウィリアムズ三世 | 6. ディアンドレ・エイトン

NBAドラフト2024でドノバン・クリンガンを全体7位指名したポートランド・トレイルブレイザーズは、センターが人員過多となっている。『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者によると、ウィリアムズ三世かエイトンが放出されるかもしれない。前者の方が可能性は高いようだ。

ブレイザーズはリーグで最も厳しいチームのひとつになると見られている。そのため、あらゆる取引で若手選手やドラフト指名権を狙っていくだろう。ペリカンズとメンフィス・グリズリーズはセンターの層を厚くする必要があるため、彼らがトレードの相手となるかもしれない。

7. ブルース・ブラウンJr.

トロント・ラプターズは今季の自分たちが偉大なチームにはなれないと分かっている。ヤコブ・パートルもメディアデーでそのように語った。

28歳のブラウンJr.は、2023年にデンバー・ナゲッツで優勝チームにとって重要なローテーション選手になれることを示した。多才なディフェンダーで、攻撃もプレイメークやカット、ショットと、ほぼすべてをこなせる。年俸2300万ドル(約34億5000万円)の契約が満了するところで、プレイオフのローテーションの層を強化できる。

8. ドリアン・フィニー・スミス| 9. キャメロン・ジョンソン

夏にミケル・ブリッジズをトレードで放出し、2025年のドラフト1巡目指名権を取り戻したことで、ブルックリン・ネッツは一歩後退していることをうかがわせた。そのネッツにはまだ、他チームの助けになるような優れたベテランたちがいる。筆頭はフィニー・スミスとジョンソンだ。

ウィングはリーグ全体で人材不足であり、フィニー・スミスとジョンソンは優勝を競うようなチームでローテーションプレイヤーになれることを示してきた。

(NBA Entertainment)

10. ジェームズ・ハーデン

フリーエージェントでポール・ジョージを手放したロサンゼルス・クリッパーズがハーデンと新契約を結んだことは、やや意外だった。特にカワイ・レナードが引き続きひざの問題に悩まされていることを考えれば、ハーデンはこれからクリッパーズをけん引していかなければならないだろう。

競争が激しいウェスタン・カンファレンスでプレイオフに導くことができないなら、ハーデンは以前からトレードを要求してもおかしくないことを示してきた選手だ。

11. ニコラ・ブーチェビッチ

12. ヨナス・バランチュナス

Dan Hamilton/USA TODAY NETWORK

13. ジョン・コリンズ | 14. ウォーカー・ケスラー

15. モーゼス・ムーディー

16. ジミー・バトラー

原文:Ranking best NBA trade candidates: Brandon Ingram, Jimmy Butler among stars most likely to move in 2024-25 season(抄訳)
翻訳:坂東実藍