フィラデルフィア・76ersは7月6日(日本時間7日)、オールスター選出9回、オールNBAチーム選出6回のポール・ジョージと契約したことを発表した。背番号は8。契約内容の詳細は公表されていない。
ジョージはここ5シーズン、ロサンゼルス・クリッパーズに在籍。3ポイントショット成功(820)で球団記録を樹立した。クリッパーズで263試合に出場(全試合先発)。平均23.0得点、フィールドゴール成功率45.5%、3P成功率39.7%、6.0リバウンド、4.5アシスト、1.5スティールを記録している。
バスケットボール運営部代表のダリル・モーリーは、「ポール・ジョージをフィラデルフィア・76ersに迎えられてうれしく思います。攻守両面でエリート級のウィングで、ジョエル・エンビード、タイリース・マクシーと完璧にフィットします」と話した。
「彼の献身ぶりとハードワーク、ここまでの見事なキャリアは、殿堂入りにふさわしいものです。フィラデルフィアに再び優勝をもたらすことを目指す上で、彼がもたらすインパクトをうれしく思います」
ジョージは「このようにファンが情熱的な歴史あるこの球団に加わることができてうれしいです! とても才能あるチームの一員となり、フィラデルフィアに優勝をもたらすための仕事に取りかかるのが待ち遠しいです」と述べている。
2023-2024シーズンのジョージは74試合に出場(全試合先発)。平均22.6得点、5.2リバウンド、3.5アシスト、1.5スティール(NBA6位)を記録した。FG成功率(47.1%)、3P成功率(41.3%)、フリースロー成功率(90.7%)は自身最高。平均20.0得点&3P成功率35.0%超は6シーズン連続。2015-2016シーズン以降では、ジョージのほかにデイミアン・リラード、CJ・マカーラム、カワイ・レナード、カイリー・アービング、ステフィン・カリーしか達成していない数字だ。
NBAドラフト2010でインディアナ・ペイサーズに全体10位で指名されたジョージは、ペイサーズ、オクラホマシティ・サンダー、クリッパーズで867試合に出場(先発819試合)。平均33.7分間のプレイで20.8得点(FG成功率44.0%、3P成功率38.5%、FT成功率85.4%)、6.3リバウンド、3.7アシスト、1.7スティールを記録している。
オールスター選出9回、オールNBAチーム選出6回に加え、ジョージはオールディフェンシブチーム選出4回。2012-2013シーズンに年間最優秀躍進選手賞を受賞した。
ジョージは通算で1万8032得点、5465リバウンド、3191アシストを記録しており、1万8000得点&5000リバウンド&3000アシスト超を達成している現役NBA選手7人のひとりだ。これらの数字を達成しているのは、ほかにヤニス・アデトクンボ、ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、レブロン・ジェームズ、クリス・ポール、ラッセル・ウェストブロックしかいない。通算3P成功2253本は歴代11位だ。
NBAでの14シーズンで、ジョージはポストシーズン進出11回。プレイオフでは通算114試合に出場し、平均21.2得点、7.5リバウンド、4.1アシスト、1.5スティールを記録している。