フィラデルフィア・76ersは9月20日(日本時間21日)、ジョエル・エンビードと複数年の延長契約を結んだことを発表した。契約内容の詳細は公表されていない。
マネジングパートナーのジョシュ・ハリスは、「ジョエルは76ers史上有数の選手として地位を確かなものとし、バスケットボール史上有数の選手となる道にあります。この延長契約で今後も彼と家族がフィラデルフィアにとどまることをうれしく思います」と話した。
「ジョエルは素晴らしい家庭人であり、リーダーです。このリーグの歴史においてもまれなほど、サイズ、強さ、身体能力を兼ね備えており、攻守両面でエリートクラスの選手です。再びNBA王者となるための球団の冒険において不可欠であり、彼が引き続き、球団をNBAにおける家と選んでくれたことを光栄に思います」
一方、エンビードは「76ersの一員としてスタートし、残りのキャリアもここにいたいと望んでいます。ドラフトで指名された時はカメルーンから来た20歳の子どもで、フィラデルフィアにいられるのがどれほどの幸運かを分かっていませんでした」と述べている。
「様々な浮き沈みを経験していく中で、この街とファンはすべてでした。自分を受け入れてくれたことをとても感謝しています。ジョシュ、デイビッド、球団全体に感謝したいと思います。フィラデルフィアは家であり、このコミュニティにNBA優勝をもたらす時なのです」
NBAドラフト2014で76ersに全体3位指名されたエンビードは、2016-2017シーズンのオールルーキーチーム選出を皮切りに、2022-2023シーズンのMVP受賞、オールNBAチーム選出5回、2017年から24年まで7年連続のオールスター選出、オールディフェンシブチーム選出3回、2021-2022シーズンからの2季連続得点王、アメリカ代表としてパリオリンピック2024で金メダル獲得など、輝かしいキャリアを築いてきた。
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エンビードは通算で433試合に出場(全試合先発)。平均31.9分間のプレイで27.9得点、フィールドゴール成功率50.4%、11.2リバウンド、3.6アシスト、1.7ブロックを記録している。平均得点は球団歴代トップ。ブロック(720)は同5位、トリプルダブル(7)は同6位、得点(12,071)は同7位の数字だ。また、球団歴代3位となる8回の50得点超を達成しており、2024年1月22日(同23日)のサンアントニオ・スパーズ戦では球団最多記録の70得点をあげている。
2016年10月26日(同27日)にエンビードがNBAデビューを飾って以降、76ersは375勝を記録しており、これはリーグ5位の数字だ。チームは現在7シーズン連続でプレイオフに進出。1975年から87年以来の球団最長記録となっている。
エンビードはNBAデビュー以降、30得点超(189)、40得点超(48)、50得点超(8)の達成回数でトップ5入りしている。これはリーグ全体でエンビードを含めて3人しか達成しておらず、センターではエンビードのみという数字だ。