フィラデルフィア・76ersは7月12日(日本時間13日)、オールスター選出6回、NBAで18年のキャリアを持つベテランのカイル・ラウリーと再契約を結んだことを発表した。契約内容の詳細は公表されていない。
バスケットボール運営部代表のダリル・モーリーは、「カイルはコート上の将軍であり、最高級の競技者で、最高レベルでの成功を経験してきた実績ある勝者です。彼が戻ってくることは、フィラデルフィアの街に優勝をもたらそうという我々の冒険にとって非常に重要です」と話した。
ラウリーは2月13日(同14日)に76ersと契約し、23試合に出場(先発20試合)。平均8.0得点、4.6アシスト、3ポイントショット成功率40.4%を記録した。この間にマークした106アシストは、チームでタイリース・マクシーの125アシストに次ぐ2位の数字。ラウリーはニューヨーク・ニックスとのプレイオフ・ファーストラウンドの6試合すべてに出場し、第1戦で18得点をあげている。
2023-2024シーズンのラウリーはマイアミ・ヒートと76ersで60試合に出場(先発55試合)し、20試合で二桁得点をあげ、3試合で20得点超を達成。3月29日(同30日)のクリーブランド・キャバリアーズ戦では、フィールドゴール12本中7本成功、3P8本中4本成功の23得点をあげた。
NBAドラフト2006でメンフィス・グリズリーズに全体24位で指名されたラウリーは、NBAでの18シーズンでオールスター選出6回(2015~20年)。2015-2016シーズンにオールNBAサードチームに選ばれている。グリズリーズ、ヒューストン・ロケッツ、トロント・ラプターズ、76ersで1138試合に出場(先発886試合)。平均31.7分間のプレイで14.3得点(3P成功率36.8%)、4.3リバウンド、6.2アシスト、1.3スティールを記録してきた。アシスト(7,003)で5位、3P(2,176)で7位、スティール(1,466)で8位、トリプルダブル達成(21)で10位と、現役選手リーグトップ10に名を連ねている。
ラウリーは2016年にオリンピックで金メダルを獲得し、2019年にラプターズでNBA優勝を経験。現在76ersを率いるニック・ナース・ヘッドコーチの下で、ポストシーズンの24試合に出場し、平均37.5分間のプレイで15.0得点、4.9リバウンド、6.6アシスト、1.3スティールをマークした。