NBAの試合における最年長出場記録を持つのは、1948年に45歳363日で試合に出たナット・ヒッキーだ。当時、ヒッキーはプロビデンス・スチームローラーズのコーチだったが、選手としても2試合に出場して歴史をつくった。
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1948年1月27日(日本時間28日)、46歳の誕生日まであと3日だったヒッキーは、セントルイス・ボンバーズに敗れた試合で選手としてBAA/NBAにデビューし、2得点を記録した。そして翌日の1948年1月28日(同29日)、ヒッキーはニューヨーク・ニックスに敗れた試合でも3分間出場。これがヒッキーにとって選手として最後の試合となった。
以降、NBAでこの最年長出場記録は更新されていない。
ヒッキーは出場2試合のみだったが、最年長出場記録で後に続く4選手は、いずれも20試合超ないしNBAの複数シーズン出場を達成している。ケビン・ウィリス、ロバート・パリッシュ、ビンス・カーター、ユドニス・ハズレムだ。
NBAにおける最年長出場記録
選手 | 年齢 | 日付 | 試合 |
---|---|---|---|
ナット・ヒッキー | 46歳363日 | 1948年1月28日 | プロビデンス対ニックス |
ケビン・ウィリス | 44歳224日 | 2007年4月18日 | マーベリックス対スーパーソニックス |
ロバート・パリッシュ | 43歳232日 | 1997年4月19日 | ニックス対ブルズ |
ビンス・カーター | 43歳45日 | 2020年3月11日 | ニックス対ホークス |
ユドニス・ハズレム | 42歳304日 | 2023年4月9日 | マジック対ヒート |
また、パリッシュ、ハズレム、ウィリスの3選手は、NBAプレイオフにおける最年長出場記録でもトップ5にランクインしている。そのほかはディケンベ・ムトンボとカリーム・アブドゥル・ジャバーだ。
NBAプレイオフにおける最年長出場記録
選手 | 年齢 | 日付 | 試合 |
---|---|---|---|
ロバート・パリッシュ | 43歳254日 | 1997年5月11日 | ブルズ対ホークス |
ユドニス・ハズレム | 42歳363日 | 2023年6月7日 | ナゲッツ対ヒート |
ディケンベ・ムトンボ | 42歳300日 | 2009年4月21日 | ロケッツ対ブレイザーズ |
カリーム・アブドゥル・ジャバー | 42歳58日 | 1989年6月13日 | ピストンズ対レイカーズ |
ケビン・ウィリス | 41歳252日 | 2004年5月15日 | スパーズ対レイカーズ |
なお、ハズレムとアブドゥル・ジャバーのラストゲームはNBAファイナルだった。彼らとハーブ・ウィリアムズが、NBAファイナルにおける最年長出場記録のトップ3だ。
NBAファイナルにおける最年長出場記録
選手 | 年齢 | 日付 | 試合 |
---|---|---|---|
ユドニス・ハズレム | 42歳363日 | 2023年6月7日 | ナゲッツ対ヒート |
カリーム・アブドゥル・ジャバー | 42歳58日 | 1989年6月13日 | ピストンズ対レイカーズ |
ハーブ・ウィリアムズ | 41歳129日 | 1999年6月25日 | スパーズ対ニックス |
原文:Oldest players to play in an NBA game(抄訳)
翻訳:坂東実藍