40得点超のレブロン・ジェームズがマイケル・ジョーダンに次ぐ記録

2024-04-01
読了時間 約3分
(NBAE via Getty Images)

21年目のシーズンの65試合目で、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは自己最高級のパフォーマンスのひとつを披露した。

シーズン終盤の大事なブルックリン・ネッツ戦で、ジェームズは自己最多タイとなる9本の3ポイントショット成功を記録し、40得点、7リバウンド、5アシストをマークした。40得点超は2023-2024シーズンのNBAで自身3回目だ。39歳の誕生日を迎えてから2回目となる。

これでジェームズは39歳以降に40得点超を複数回達成したNBA史上2人目の選手となった。ひとり目は、驚きではないだろう。ワシントン・ウィザーズ時代に3回を達成したマイケル・ジョーダンだ。

そもそも、レギュラーシーズンで39歳を過ぎてから40得点超を達成したNBA選手は4人しかいない。ここでは、そのリストをまとめる。けん引するのが、ジョーダンとジェームズだ。

NBAにおける40得点超の最高齢記録

ジョーダンは39歳を過ぎてからの40得点超達成回数で最多だが、さらに最高齢記録の保持者でもある。40歳と4日で迎えたネッツ戦で43得点をあげ、89-86の勝利に貢献した。

Stathead』によるリストは以下のとおりだ。

  選手 得点 年齢
1. マイケル・ジョーダン 43 40歳4日
2. マイケル・ジョーダン 45 39歳349日
3. マイケル・ジョーダン 41* 39歳321日
4. カール・マローン 40 39歳231日
5. レブロン・ジェームズ 40 39歳92日
6. レブロン・ジェームズ 40 39歳77日
7. ジャマール・クロフォード 51 39歳20日

*現地2003年1月4日の試合でジョーダンはダブルオーバータイムの末に41得点を記録

40得点超達成の最高齢記録はジョーダンが持つが、50得点超達成になると記録はジャマール・クロフォードのものとなる。シックスマン賞を3回受賞したクロフォードは、ラストゲームのひとつ前の試合で、ベンチスタートから51得点をマークした。

2024年3月31日(日本時間4月1日)のネッツ戦で40得点をあげたジェームズは、試合後にNBAでのキャリアは「そう長く残されていない」と話している。ただ、引退が近いことを示唆することはなかった。

2024年12月30日(同31日)に40歳の誕生日を迎えるジェームズが、NBAで22年目のシーズンにも挑むなら、このリストでさらに浮上する可能性もある。

2023-2024シーズンのレブロン・ジェームズのスタッツ

21年目のシーズンながら、ジェームズはリーグ有数の成績を残している。

  • 1試合平均25.4得点
  • 1試合平均8.1アシスト
  • 1試合平均7.3リバウンド
  • 1試合平均1.2スティール
  • 1試合平均3.4ターンオーバー
  • フィールドゴール成功率53.3%
  • 3ポイントショット成功率41.6%
  • フリースロー成功率75.2%

得点、リバウンド、アシストに加え、ジェームズは3P成功率が自己最高の数字だ。また、レイカーズに加入して以降の最多出場を記録しつつある。今季はレイカーズの75試合のうち65試合に出場してきた。COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックに影響を受けた2019-2020シーズンの67試合を上回るペースだ。

原文:Oldest NBA players to score 40 points in a game: Michael Jordan, LeBron James headline exclusive list(抄訳)
翻訳:坂東実藍