21年目のシーズンの65試合目で、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは自己最高級のパフォーマンスのひとつを披露した。
シーズン終盤の大事なブルックリン・ネッツ戦で、ジェームズは自己最多タイとなる9本の3ポイントショット成功を記録し、40得点、7リバウンド、5アシストをマークした。40得点超は2023-2024シーズンのNBAで自身3回目だ。39歳の誕生日を迎えてから2回目となる。
これでジェームズは39歳以降に40得点超を複数回達成したNBA史上2人目の選手となった。ひとり目は、驚きではないだろう。ワシントン・ウィザーズ時代に3回を達成したマイケル・ジョーダンだ。
そもそも、レギュラーシーズンで39歳を過ぎてから40得点超を達成したNBA選手は4人しかいない。ここでは、そのリストをまとめる。けん引するのが、ジョーダンとジェームズだ。
NBAにおける40得点超の最高齢記録
ジョーダンは39歳を過ぎてからの40得点超達成回数で最多だが、さらに最高齢記録の保持者でもある。40歳と4日で迎えたネッツ戦で43得点をあげ、89-86の勝利に貢献した。
『Stathead』によるリストは以下のとおりだ。
選手 | 得点 | 年齢 | |
1. | マイケル・ジョーダン | 43 | 40歳4日 |
2. | マイケル・ジョーダン | 45 | 39歳349日 |
3. | マイケル・ジョーダン | 41* | 39歳321日 |
4. | カール・マローン | 40 | 39歳231日 |
5. | レブロン・ジェームズ | 40 | 39歳92日 |
6. | レブロン・ジェームズ | 40 | 39歳77日 |
7. | ジャマール・クロフォード | 51 | 39歳20日 |
*現地2003年1月4日の試合でジョーダンはダブルオーバータイムの末に41得点を記録
40得点超達成の最高齢記録はジョーダンが持つが、50得点超達成になると記録はジャマール・クロフォードのものとなる。シックスマン賞を3回受賞したクロフォードは、ラストゲームのひとつ前の試合で、ベンチスタートから51得点をマークした。
2024年3月31日(日本時間4月1日)のネッツ戦で40得点をあげたジェームズは、試合後にNBAでのキャリアは「そう長く残されていない」と話している。ただ、引退が近いことを示唆することはなかった。
2024年12月30日(同31日)に40歳の誕生日を迎えるジェームズが、NBAで22年目のシーズンにも挑むなら、このリストでさらに浮上する可能性もある。
2023-2024シーズンのレブロン・ジェームズのスタッツ
21年目のシーズンながら、ジェームズはリーグ有数の成績を残している。
- 1試合平均25.4得点
- 1試合平均8.1アシスト
- 1試合平均7.3リバウンド
- 1試合平均1.2スティール
- 1試合平均3.4ターンオーバー
- フィールドゴール成功率53.3%
- 3ポイントショット成功率41.6%
- フリースロー成功率75.2%
得点、リバウンド、アシストに加え、ジェームズは3P成功率が自己最高の数字だ。また、レイカーズに加入して以降の最多出場を記録しつつある。今季はレイカーズの75試合のうち65試合に出場してきた。COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックに影響を受けた2019-2020シーズンの67試合を上回るペースだ。
原文:Oldest NBA players to score 40 points in a game: Michael Jordan, LeBron James headline exclusive list(抄訳)
翻訳:坂東実藍