ジョーダンとピッペン&マジックとワージーの記録に並んだヨキッチとマレー|NBAファイナル2023

2023-06-02
読了時間 約2分

デンバー・ナゲッツのジャマール・マレーとニコラ・ヨキッチは、1試合でマイケル・ジョーダンとスコッティー・ピッペン、マジック・ジョンソンとジェームズ・ワージーに並んだ。

6月1日(日本時間2日)に行われたマイアミ・ヒートとのNBAファイナル2023第1戦で、マレーは10アシスト、ヨキッチは14アシストを記録した。NBAファイナルの同一試合で同じチームの2選手が10アシスト超をマークしたのは、マレーとヨキッチのコンビが3組目となる。過去にはジョーダンとピッペンが3回、ジョンソンとワージーが2回記録した。

ジョーダンとピッペンは一緒にNBAファイナルの35試合を戦っている。ジョンソンとワージーも35試合だ。だが、マレーとヨキッチは1試合である。

マレーとヨキッチはナゲッツの104得点のうち87得点に関与した。またも、彼らのツーメンゲームがポストシーズンで最も支配的なパフォーマンスであることを示したのだ。また、彼らはNBAファイナルデビュー戦で25得点&10アシスト&5リバウンド超を達成した選手の数を倍増させた。これまでにこの数字を達成したのは、ラッセル・ウェストブルックとジョーダンだけだったのだ。

今プレイオフでナゲッツはここまで本当に快進撃を続けている。本当に抵抗されたのは、フェニックス・サンズと対戦したウェスタン・カンファレンス・セミファイナルだけだ。最後までマレーとヨキッチがこれほど止めるのが不可能な出来を続けたら、まったくもって支配的なポストシーズンにおいてさらなる感嘆を呼び起こすだろう。

NBAファイナルで10アシスト超を達成したコンビ

NBAファイナルの試合で同じチームの2選手がそれぞれ10アシスト超を達成したのは、今回のヨキッチとマレーを含めて3組だ。

シカゴ・ブルズでファイナルの35試合を戦い、6回の優勝を果たす中で、ジョーダンとピッペンはこの記録を3回達成している。1991年の第2戦、1992年の第1戦と第2戦だ。

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一方、ジョンソンとワージーのコンビはこの記録を2回達成した。1987年の第1戦と1988年の第7戦だ。ワージーがポストシーズンで10アシスト超をマークしたのは、この2回だけだった。

NBAファイナルデビュー戦で25得点&10アシスト&5リバウンド超を達成した選手

ジョーダン、ウェストブルックに続き、マレーとヨキッチはNBAファイナルデビュー戦で25得点&10アシスト&5リバウンド超を達成した。

第一印象は一度しかない機会だ。彼らはそれを最大限に生かしたと言える。

ジョーダン、ウェストブルック、ヨキッチ、マレーのファイナルデビュー戦スタッツは以下のとおりだ。

選手 得点 アシスト リバウンド FG(成功率) FT 3P(成功率)
マイケル・ジョーダン 1991 36 12 8 14/24 (58.3%) 7/9 1/1 (100%)
ラッセル・ウェストブルック 2012 27 11 8 10/24 (41.7%) 7/9 0/4 (0%)
ニコラ・ヨキッチ 2023 27 14 10 8/12 (66.6%) 10/12 1/2 (50%)
ジャマール・マレー 2023 26 10 6 11/22 (50%) 2/2 2/7 (28.6%)

ヨキッチとマレーがこれだけの活躍を見せたが、ファイナルはまだ第1戦が終わったところだ。ヒートにとっては凶兆だろう。シリーズを前に注目されたのは、マレーとヨキッチのツーメンゲームをヒートが抑えられるかどうかだった。

エリック・スポールストラ・ヘッドコーチとヒートは、第2戦に向かう中でまだその答えを出せていない。

原文:Nuggets' Nikola Jokic, Jamal Murray match NBA Finals feat achieved by Magic Johnson, Michael Jordan in Game 1 vs. Heat(抄訳)