6月7日(日本時間8日)に行われたNBAファイナル2023第3戦で、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーが、これまでどのコンビも達成していなかったことを成し遂げた。
ナゲッツが109-94でマイアミ・ヒートに勝利し、シリーズ2勝1敗と再びリードを手にした一戦で、ヨキッチは32得点、21リバウンド、10アシストを記録。マレーは34得点、10リバウンド、10アシストをマークした。両選手がトリプルダブルを達成したのだ。
NBAの歴史において、レギュラーシーズンとポストシーズンの双方で、同チームのチームメイトが同じ試合でそろってトリプルダブルを達成したのは15回しかない。
そして、NBAファイナルの試合でこの記録を達成したのは、ヨキッチとマレーが史上初めてとなった。また、同じ試合で2選手がそれぞれ30得点超をあげた上でトリプルダブルを達成したのも、NBAの歴史で初となる。
『スポーティングニュース』では、NBAの歴史におけるヨキッチとマレーの記録をまとめた。
NBAの同一試合でトリプルダブルを達成したコンビ
同じ試合でともにトリプルダブルを達成したのは、ヨキッチとマレーが15回目だ。2021年12月以来の記録となる。
この記録を達成した過去の例は以下のとおりだ。
日付 | 試合 | 選手 | 選手 |
2023年6月7日 | ナゲッツ対ヒート |
ニコラ・ヨキッチ 32得点、21リバウンド、10アシスト |
ジャマール・マレー 34得点、10リバウンド、10アシスト |
2021年12月28日 | レイカーズ対ロケッツ |
レブロン・ジェームズ 32得点、11リバウンド、11アシスト |
ラッセル・ウェストブルック 24得点、12リバウンド、10アシスト |
2021年2月18日 | ヒート対キングス |
バム・アデバヨ 16得点、12リバウンド、10アシスト |
ジミー・バトラー 13得点、10リバウンド、13アシスト |
2020年8月13日 | グリズリーズ対バックス |
ジャ・モラント 12得点、13リバウンド、10アシスト |
ヨナス・バランチュナス 26得点、19リバウンド、12アシスト |
2019年12月10日 | ヒート対ホークス |
バム・アデバヨ 30得点、11リバウンド、11アシスト |
ジミー・バトラー 20得点、18リバウンド、10アシスト |
2019年2月11日 | サンダー対ブレイザーズ |
ポール・ジョージ 47得点、12リバウンド、10アシスト |
ラッセル・ウェストブルック 12得点、14リバウンド、11アシスト |
2018年12月15日 | レイカーズ対ホーネッツ |
ロンゾ・ボール 16得点、10リバウンド、10アシスト |
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24得点、12リバウンド、11アシスト |
2007年4月7日 | ネッツ対ウィザーズ |
ビンス・カーター 46得点、16リバウンド、10アシスト |
ジェイソン・キッド 10得点、16リバウンド、18アシスト |
1989年1月3日 | ブルズ対クリッパーズ |
マイケル・ジョーダン 41得点、10リバウンド、11アシスト |
スコッティー・ピッペン 15得点、10リバウンド、12アシスト |
1987年3月29日 | セルティックス対76ers |
ラリー・バード 17得点、13リバウンド、12アシスト |
ロバート・パリッシュ 14得点、10リバウンド、10アシスト |
1982年1月22日 | レイカーズ対ピストンズ |
カリーム・アブドゥル・ジャバー 19得点、10リバウンド、10アシスト |
マジック・ジョンソン 26得点、16リバウンド、12アシスト |
1969年3月12日 | スーパーソニックス対ロケッツ |
アート・ハリス 14得点、10リバウンド、10アシスト |
レニー・ウィルケンズ 36得点、14リバウンド、14アシスト |
1964年3月14日 | ピストンズ対ニックス |
ドニー・ブッチャー 19得点、15リバウンド、15アシスト |
レイ・スコット 23得点、20リバウンド、11アシスト |
1962年1月18日 | ロイヤルズ対ウォリアーズ |
Arlen Bockhorn 19得点、10リバウンド、12アシスト |
オスカー・ロバートソン 28得点、14リバウンド、16アシスト |
1958年4月5日 | セルティックス対ホークス |
ボブ・クージー 24得点、13リバウンド、10アシスト |
トム・ヘインソーン 17得点、13リバウンド、10アシスト |